今年のマグロの初セリは、3645万円。400キロを超える大物で１億越えも噂されていましたので少々拍子抜けｗ それでもキロ9万円です。
さて、昨年来「サービス業の生産性」「働き方改革」と声高に叫ばれてきましたが、事業者から見れば、「人手不足」「長時間労働」に直結する雇用問題です。好景気とはいえ、大企業以外の中小零細事業所はデフレ体質から脱却できず、殆どの人が実感がないまま、株価などの指標だけが躍る結果となっているようです。
特に我々の様な地方の飲食業（労働集約型産業）は、人手不足のあおりをまともに受け、売上とは無関係で時給も上がる一方（涙）どうもこの傾向は当分続きそうですから、何とも頭の痛いことです。国からの指針も、お題目は来るものの具体的な改善策となると・・・ITの活用程度の省力化は作業が楽になるだけ。要は人減らしを如何にするかなんでしょうが、もともと、良いサービスで美味しい物を出そうとすれば人手が掛かるのは当たり前で、その付加価値が価格に反映できないというジレンマが元凶です。このデフレ状態のまま、消費税等の増税が行われれば、実体経済が破綻するのは目に見えています。ここは勇気をもって値上げすることが必要なのかもしれません。
