2月27日の朝日小学生新聞です。昨日のNHKさらさらサラダでも後藤サボテンさんから生中継で紹介されていました。いままでも「サボテンで町おこし」というテーマが珍しいのか、何度も何度もテレビ、新聞、雑誌等で紹介頂きました。本当に感謝の一言です。商工会議所にサボテンプロジェクトが立ち上がって丁度10年になりますが、サボテン発泡酒、焼酎、ラーメンなどプロジェクトで企画した商品も多くあります。また、個々の事業者が開発した商品、献立も今や約50種類になります。こういった地域資源を活用した特産品開発は、他との差別化をする意味では、有意義な方策だと今でも思っています。
しかし、個人的には平成6年にサボテンのアイスを開発し翌7年から販売をさせていただいていますが、当初「春日井市民、一人一個が目標」と30万個販売するまで頑張ると宣言して始めましたが、残念ながら、なかなかこの数字には及びません。
サボテン商品も含めて全国各地で作られているこの地域資源を活用した特産品が何故売れていないのか? もちろん、地域資源と言ってもすべてに優位性がある訳ではなく 商品や加工技術や価格、マーケティングにも問題はあると思います。これは単にPRが不足しているということではなく、商品のブラッシュアップと販売戦略が無いという事なのかもしれませんネ。なかなか難しい問題です。
そんな今までの活動を総括し、次の10年のキックオフイベントとして、中部大学、名城大學のご支援で、来週3月5日の14:00から春日井商工会議所にて「春日井サボテンサミット」を開催します。いままで10年の取り組みの報告から、名城大学農学部の小原教授に「食生活における春日井サボテンの効果」また、中部大学の堀部助教からは「春日井サボテン産業の課題と今後の取り組み」というテーマで講演をいただき、その後「春日井サボテン産業の今後」というテーマで、生産者、加工販売者、行政の代表者でパネルディスカッションを行い、先ほど書いたように地域資源としてのサボテンをどう活用していくかという点を掘り下げて行きます。私はこのパネルディスカッションのコーディネーターをさせていただきますが、さて、どこまで議論が深まるのか楽しみにしています。
どちらにしても過去10年の延長はありません。このシンポジウムを契機に、次の10年に向けてキックオフ! サボテンに興味のある方だけではなく、新しい商品の開発をお考えの方、地域特産品に関わる方のご参加をお待ちしています。入場は無料ですが登録が必要です。チラシにご記入の上FAXでお申し込みください。なお、東野町の四川さんで懇親会も開催されます。春日井サボテンを使った美味しい料理をご堪能いただけますので、是非、こちらにもご参加ください。