かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

商業界と私

f:id:t-mizuno:20180719102424j:plain

春日井市商連主催の販売力アップセミナー、講師は月刊「商業界」の笹井清範前編集長です。先日、編集長から教育企画部長に異動されましたが、過去4000人を超える商業者に取材された経験から「選ばれ続ける店のあり方とやり方」として小売業とは何かについてお話を頂きました。

さて、私と商業界との出会いは、大学を卒業後、紆余曲折を経て名古屋で修業中の昭和53年、春日井で初めての大型店「春日井西武」が開店します。弊店も先代が「時代に乗り遅れるな」とばかりに惣菜店を出店しますが、半年もたたずに人手不足で呼び戻されます。約10数年ぶりで地元での付き合いが再開しますが、商店街の某店主に「商」の勉強会があるので参加してみたらと誘われたのが、当時箱根の小涌園で毎年開催されていた「商業会・全国ゼミナール」でした。当時はオイルショックから立ち直りつつある時期だったんでしょう、ダイエー、ニチイ(後のジャスコ、イオン)初め大手資本の流通業が日の出の勢いで、チェーンストア理論の渥美俊一さんのセミナーが一番人気、他にも船井幸雄さん初め当時の流通業を支える人気講師が勢ぞろいで、参加者も1000人を超え、凄い熱気に圧倒されたことを覚えています。宿泊の部屋割りも業種ごとに振り分けられ、深夜まで熱い議論が続きます。私も数年通いましたが、春日井にも地方同友会を作る話になり、亡くなられたキクチメガネの森社長や靴のマルトミ、安井家具等々当時の名古屋の流通業の草分けの様な経営者とお話しさせていただた事を覚えています。一言一言が体に染みこんでいき、特に「商売十訓」は、今でも私の机の横に貼っています。商店街も、まだまだ元気のある商売に熱心な人も多く、活気のあった良き時代でした。