かちがわ通信

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かちがわ大学

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昨夜のかちがわ大学の講師は2006年財政破綻した夕張市で中止を余儀なくされた映画祭を見事復活させ、今なお映画祭のプロデュースなど事務局運営に奔走されている澤田直矢氏です。夕張市には春日井市からも職員が派遣されたことや、学長の毛利さんがお隣の栗山町出身なので色々お話伺うことも多く、当初、夕張の最大の行政課題は財政再建。かつての過剰投資された遺産の整理から産業や経済の立て直しと映画祭の関係のお話かと思っていましたが、関わっている人のほとんどが単に映画好きで、映画祭とまちづくりの親和性は単に人材の育成だけかもと言われていました。山田洋二監督との裏話やらアンジョリーナ・ジョリーが13歳のころ映画祭に来ていたとか映画好きには堪りません。ただ、私的には日本で初めての財政破綻した市というIDや映画祭を復活させた入り口のストーリーは十分ですので若者(人材)は集まりますが問題は目指すゴールだと思いました。質問したら役所的とも言われていましたが、映画祭の維持存続がゴールなのか市の財政健全化がゴールなのか、はたまた他のゴールがあるのか、ここを考えないと、穴の開いたバケツ同様、水をいくら入れても貯まりません。映画祭の魅力はタップリですので裏でキチンと仕組みを構築できるとイイのではと感じます。