かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

第14回中部中心市街地活性化ネットワーク会議

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多治見市『ヤマカまなびパーク多治見市学習館』で開催されたので参加してきました。4年前の会議を勝川で開催してもらったご縁もありますが、多治見まちづくり会社GMをされている小口君の奮闘ぶりをジックリ聞かせてもうらことも目的の一つです。古川多治見市長の挨拶から始まりましたが、本当に良い市長ですね。まちづくりは行政の理解がないと前には進めませんので、そういう意味でも官民一体の取り組みは素晴らしいと感じます。

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会議は多治見市の経済産業部久田課長代理の「中心市街地活性化計画」に続き、小口君の「まちを動かす仕事と仕組み」と題する講話を聴き、現地を案内してもらいました。上の写真は、今話題のながせ商店街の時計眼鏡の店舗跡をリノベしたヒラクビルです。

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一階にはもともと地元で経営されていた本屋と、多治見まちづくり会社直営のカフェ(↓)が入店しています。

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2階には菓子の製造許可があるキッチン付きのレンタルスペース。ここは中部電力の支援でできたようですが、4社が入居するコワーキングスペース(MTスペース付)と本屋の一部がありお洒落なスペースになっています。

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約30万の賃料で借り受け60万ほどの収益があるそうです。改装費等の事業費を聞くことを忘れましたが、まちづくり会社そのものが多治見市が50%出資している三セクですので、ある程度の補助金が投入されているんでしょうね。写真の中央がGMの小口君です。

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市営駐車場の管理など多治見市からの受託事業も数多くあり、こちらはその駐車場に併設されているレンタサイクル事業です。すべて電動アシストがついており一番高いものは約40万円もするそうでビックリ! 基本観光客用だそうですが冬でも数台の需要があるとのことです。

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こちらはJR多治見駅北の虎渓用水広場ですが、こちらの管理も受託事業のようです。

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広場には固定ブースが設置してあり、写真の方(まち会社の社員)が中心になってイベント等々企画をして行くそうです。

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今回の会議には山形七日町商店街職員で山形まちづくり株式会社の下田君も参加。彼とは15年以上の付き合いになります。『商店街組織はもう限界、ゆくゆくはまちづくり会社の活動に切り替えなければ』という部分は共有できました。

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終了後は、さきほどのヒラクビルで懇親会。旧知の方とも最近の情報交換をしつつ楽しく過ごさせてもらいました。

今回参加させてもらった全体の印象は、中活認定地区のネットワーク会議なので、事業はすべて補助金前提。しかし、多治見の小口君とも話しましたが、今後のことを考えると一日も早く違うスキームに移行することが必要なのではと感じますし、彼らもその部分帯で忸怩たる思いもあるようです。懇親会でもご紹介いただいたので少しご挨拶をしましたが、視点を変えることも大切ですよね。まあ、国や役所の方も多くいましたので居心地の悪さも感じつつ、それでも少しでも前に進めるようお役に立てたら幸いです。