かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

コロナショックで消えた言葉

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それは「集客」 つい数か月前までは、まさに商売の基本中の基本。今は「客を集めるな」ですから大きく様変わりしました。

ここから少し昔ばなしをします。平成の始め、東野町落合公園内にあるグリーンパレス春日井の業務を受託したときに、大学の先輩から、当時銀座にあったホテル西洋銀座の支配人をご紹介いただき、弊店の責任者を研修に行かせたことがありました。ご存じの方もおられるとは思いますが、このホテル、セゾングループの威信をかけた高級ホテルで、私も研修中に一度だけ泊まったことがありますが、ホテルに到着すると、コンシェルジェが登場。チェックインカウンターはなく、大きなデスクが2本置いてあるレセプションルームに案内されチェックイン。昭和天皇大喪の礼の時に、ブラジルの大統領が宿泊されたと言っていましたが、豪華絢爛という訳ではありませんが、落ち着いた品の良さがにじみ出る雰囲気です。サービスも一流で、例えばホテル内には自動販売機はゼロ、タバコをと電話をすればスタッフが届け、腰に持病がといえばベットを入れ替え、ビデオを見たいというと、スタッフが部屋に届けてくれます。僅か80部屋位のホテルでスタッフが200人と言っていましたが、色々話を聞くと、コンセプトは「お客様を動かさない」ということでした。ホテル自体は紆余曲折の末、倒産、解体となっていますが、何でこんな話を書いたかというと「集客」が出来なければ「サービス」を動かすしかないのではと考えたときに、この話を思い出したからです。

アフターコロナで、社会が変わると言っている人は沢山いますが、どう変わるのかは、まだまだ先が見えないだけに誰にも分らない部分だと思います。しかし、あれだけ、赤や青に着色された飛沫の動画を見せつけられると、コロナが終息しても以前のような賑わいが戻るでしょうか。。むしろ、今後は商品やサービスを届けるサービス「お客が動かなければ自分たちが動く」これこそが次世代サービスの形のような気がします。今日も商工会議所で調べてもらったんですが、案の定、春日井観光コンベンション協会で、公民連携事業として5年目を迎える「移動販売車 道風くん」 前年比130~150%の伸びだそうです。早速、知人と打ち合わせをして新事業の頭出しをすることが出来ました。内容はまだまだ公表は出来ませんが、ピンチはチャンスの導火線! ブスブスと燃え始めています(笑)こうご期待です。