かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

公開シンポジウムその2

昨日のシンポジウムで気になった点を2~3。大塚議員は町(商店街)がダメになった原因の一つに、交通網(交通手段)が変わった点を挙げていました。道路が整備され、車での移動が容易になった点ですが、確かに、中心市街地を迂回するように、バイパスが整備され、車での移動が容易になった昭和50年代から商店街の衰退がはじまりました。しかし、これも国交省の道路整備の考え方が都市(ダウンタウン)の形成という観点からではなく、「米型」の都市から都市への移動を円滑にするという事だけが念頭に置かれていた考えに因るものだと考えられます。このバイパスに大型店が配置され、中心市街地の衰退に拍車をかけました。また、税制面からのコントロールも有効であるという考えには賛成です。この点は先日の予算委員会でも安井さんが質問しています。
(「5月25日」「決算行政監視委員会」「安井潤一郎」と進んでください)
衰退しているといわれる商店街が、一番地価が高いんです。高いということは固定資産税に繋がり、成長の足かせになっています。有効利用促進のための着目点だと思うんですが。

小川議員は「各々の街の強みを活かすまちづくりを最大効率を考え実行すべき」と言われました。また、小泉前首相の「格差はあってもよい」という発言を取り上げていましたが、私は「格差」は容認すべき「公正であっても平等はありえない」という考えです。子供のころ「○○ちゃんは○○を買ってもらった」とか言うと、「お前とは身分が違う」等と妙に納得させられたものです。この「格差」を「平等であるべき」と言ってしまうところに「ストレス」が溜まり、様々な事件の背景になっている気がします。大名の御世継ぎと、平民の子供が平等であるはずがないのですが、行き過ぎた個人の権利主義は本当に問題です。

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