かちがわ通信

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商工会議所青年部OB会

春日井商工会議所の青年部にOB会という組織があります。これは以前45歳で卒業する人が増えてきたので、同じ釜の飯を食べた仲間の受け皿として設立されました。もちろん会費制ですので卒業しても入会は任意です。

私がこのOB会を作った時に次の方針示しました。ひとつは現役の支援について、事業の協賛として申し出があった場合は、支援すること、ただし、口は出すな 2つ目は年に2回程度の集まりと懇親会を設け、余分な事業はやらないこと。3つ目は会長、幹事は一番新しくOB会に入会した者が務めること。ただし、現役で会長職に就いたものは就任しない。以上の3つです。
現役とOB会は一定の距離を置きながら運営していかないと、現役の為にならないとの判断からです。しかし、OB会のメンバーは、交流の中で、青年部の歴史と理念を伝えるという面もあるので、総会、定例会の案内はいただくことになっています。

昭和56年に青年部が設立された理由の一つに「次代の地域を担う若手経営者の育成」があります。当時の会議所の職員は、われわれ2世経営者に対し色んなノウハウや情報を提供し指導、育成してくれました。しかし、時代が移るにつれ、青年部の事業が独り歩きしはじめ全国組織の商青連の意向が先行し、聞くところによると法人化の話も出ているようです。このこと自体は悪い話とは思いませんが、地域のリーダーを育て、また、地域に貢献できる人材や企業の育成という面からみると、はなはだ本末転倒の感がしないわけではありません。

また、現役の若いメンバーには組織への帰属意識が薄れつつあるようです。気に入らないことはやらない、何をやっても良いではなく、一定の制約の中で考えることは自身の事業にも通じることです。更にこのことは連綿と伝えていかねばならない事の一つです。

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