かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

闘ってるな~

鳩山総務相が辞任するそうです。郵政人事で、首相の説得にも応ぜず、自らの辞任で、混乱を収拾させる事を図ったようですが、事実上の更迭です。
小泉政権郵政民営化の余波ともいえる今回のゴタゴタですが、鳩山さんは「正義を貫く」と言つつ、政治家の宿命でもある選挙を間近に控えているこの時期ですから、兄の鳩山由紀生氏の影もちらつき、言葉ほどの潔さは感じません。
また、これも劇場型と言えば言えなくもありませんが、本当の舞台劇なら、筋書きもあるでしょうし、観客もそれが「作りものである」という認識を持って見ていますが、どうもこの「寸劇」も、誰が脚本家か分かりませんがシナリオがあるのかもしれませんね。西郷隆盛も引き合いに出されていますが、雲の上からどんな思いで見ているんでしょう。
一方で、劇に引きずり出された格好の麻生総理。兎に角、総理の座が、楽しくて楽しくてしょうがないのかもしれませんが、信念さえ感じられず、ただただ「総理の私が自らの判断で決めます」と言葉に酔っているだけなのでは。。ベタな話で恐縮ですが返す言葉で「あっそう!」とでも言ってやりたい気分です。。

さて、一方では、ブログ市長の異名を取っている鹿児島県阿久根市竹原市長。今や日本一有名な市長かもしれませんが、出直し市長選で、公約に「自治労事務所を市役所から追放します」と掲げ見事当選。その改革の一歩として市庁舎にある市の職員労働組合事務所に対して使用許可を取り消し、1カ月以内の退去を通告したそうです。
自治労といえば全国に90万人以上の組合員を抱える公務員主体の大組織。この組織に一人で喧嘩を吹っ掛けている竹原市長の姿勢には、同じ”闘い”とはいえ、鳩山総務相麻生首相には感じられない「武士道」を感じるのは私だけではないのでは。
市民にも妥協を許さない姿勢は凄いとしか言いようがありませんが、これほどの手法を取らないと、日本は変われないという事かもしれません。こちらは今後の成り行きに注目です。