かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

まちづくりに終わりなし

先月、都市研究所スペーシアのI社長から、名古屋・栄の「魅力あふれる栄地区推進協議会」の座談会で「勝川の街づくりについて話をしてほしい」と頼まれていた件で、名古屋市の担当者の方と打ち合わせに来られました。
この栄地区とは、いわゆる錦三と呼ばれる錦三丁目、住吉と呼ばれる栄三丁目、女子大小路を含む栄四丁目だそうですが、勝川とは比較にならない規模の繁華街を抱え、私に、何を求められているのか分からないまま説明を受けました。名古屋市が事務局をしているこの協議会は、名古屋駅前がミッドランドスクエアーを初め大きく姿を変えつつある中で、相対的に地盤沈下が言われるこの地区の環境浄化をし「明るく楽しめる繁華街」を目指そうという主旨だそうですが、むしろ周辺の市町の方が発想が豊かで、実行力もあるのではというのが指名を受けた理由のようです。私の他にも刈谷の取り組み事例も紹介されるそうです。

春日井の商業関係者としては、普段は名古屋への購買力の流出を、如何に食い止めるかが大きなテーマになっているだけに、今回の座談会は、言ってみれば「敵に塩を送る」(送れるかどうかは不明ですが)事になるので、若干ですが複雑な心境? また、まさか、中京地区最大の商業地区相手に話をする事になるとは思ってもおらず、その上、協議会の会長は名古屋市の副市長、以下委員にはそうそうたる肩書のメンバーが名前を連ねています。しかし、肩書では「街」は動かない事を実感していますし、I社長には、商店街サミットのコーディネーターを受けていただいた恩もありますので、色々お話をうかがったうえで、これも経験と割り切って話をさせてもらう事にしました。さて、どんな座談会になるのか、むしろ私の方が興味津々です。

また、今晩は商店街の理事会に出席。七月と八月の弘法市は、夜の開催になりますので、騒音や警備の関係にも一層注意が必要になってきます。最近、開催毎に苦情も出ているようですが、周辺の環境の変化に伴って姿を変える必要もあるかもしれませんね。頭の痛い点です。また、空き店舗対策はともかく、如意申町へ大型商業施設が出来る話等々、商店街を取り巻く環境も激変しています。商店街しての哲学も一度どこかできちんと整理する事も必要になっていますが、明日、中部大学のH先生を中心としたグループが商店街の中に研究の為の拠点を開設され、一回目の勉強会が開催されます。ここでも話をする事になっていますが、再開発事業が終わったこのタイミングで、次のステップに進む足がかりにしたいと思っています。いつも書きますが、まちづくりには終わりはありませんので。