かちがわ通信

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デフレスパイラル

今日で11月も終わり明日からはいよいよ12月になり慌ただしさも本番です。ここ数日来、ドバイ問題と円高が呼応しデフレの文字が目立つようになりました。政府では行きすぎた円高に対して警戒感を示すとともに、デフレに対する認識も一層強めているようです。デフレと言えば物価の下落、見方を変えれば供給過剰ですが、ある意味調整局面ともいえるでしょうが、今回のデフレは根が深そうです。デフレになれば生み出す価値も下がってきます。付加価値が下がれば、労働力の調整に走らざるを得ませんので一番心配されるのは雇用不安に陥ることでしょう。雇用不安が起これば、消費力も落ち、一層物価が下がるというデフレスパイラル状態です。

10年ほど前にデフレと言われた時は、この時は中国の成長に支えられましたが、今回は世界同時不況に加え、民主党政権補正予算の見直しで約3兆円削減され、来年度予算も事業仕分けで減額、勿論無駄は省くべきなんでしょうが、あまりの景気の失速に慌てて2次補正も検討される始末、しかし執行は来年の春になるようです。また、日本70年周期説を言っている人もいますが、140年前の明治維新、70年前の太平洋戦争、今回はリーマンショックと、いずれも米国が絡んでいるそうですが、大きな歴史の転換点なのかもしれません。この不況が及ぼす影響がどれほどのものかまだ、わかりませんが、バブルの崩壊以後ストックを吐き出しつつ凌いできた殆どの中小零細企業の廃業、倒産が心配されています。