かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

独立を目指す

5年ほど前に弊店で調理師をしていた子が、親の店を継ぐことになり挨拶に来てくれました。調理師にも、独立を目指すタイプと、親方を目指すタイプの二通りいますが、独立を目指すタイプは早い子で30台前半には店を持つケースが多いようです。しかし、職人の考えではなかなか続かないのも現実で、長く続けていける子はそう数は多くありません。理由はいくつか考えられますが、一つには「売り上げと原価」にしか目がいかないこと、もうひとつは飲食店は「料理が全てではない事」が理解できない事くらいでしょうか。もちろん職人の部分で言えば「お膳の上」が全てですが、経営するとなれば、それだけでは出来ません。
接客で「美味しい不味い」が決まりますし、店のしつらえも大切です。細かいところに気配りがされた店は、入っただけでも分ります。こんなところが、流行る店とそうでない店の違いかもしれませんがね。。私はいつも飲食店は「場」の提供と言っています。家族、夫婦、友人、仲間など、外食する楽しさ演出するのは店の役目、その道具として美味しい料理が必要なのは言うまでもありませんが、今回も同じように説教しておきました。