かちがわ通信

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サボテンの機能性報告会

サボテン勉強会午後からは名城大学農学部の小原教授によるサボテンの機能性分析公開報告会(春日井サボテンプロジェクト主催)を開催。『春日井サボテンの可能性を探る』というテーマで約一時間話を伺いました。
最初に食品の機能について「栄養」「おいしさ」と「薬の様な働き(医食同源)」の3つの働きがあると話され、サボテンについては「抗発がん性成分」「抗酸化性の評価」「抗う触性分をふくんだ成分」の3点から研究をしたとの事です。 特に抗発がん性成分と抗酸化性については、非常に期待の持てる数値が出た様で、今後も更に精度を高めた研究がされるようです。ただ、これらの成分を引き出すには、サボテンに含まれる成分が、油(植物性)に溶け出す性質があることから、炒めたり揚げたりする調理法が適しているとの事で、美味い不味いは別として、健康面から言えばサボテン焼酎などは、作用が少ないとの事です。今後は製造方法にも検討すべきかもしれませんね。また、美白効果についても話をされましたが、まだまだ公開するには時期尚早とのことで、もう少し研究を進めた段階で、再度報告会を開催するとの事です。私としては、本当に参考になる話が多く、あっという間の1時間でしたが、参加者には公開報告会でしたので、企業や学生、また給食関係の方も多く関心の高さが伺われます。引き続き、先生に研究をお願いしながら地域資源としての春日井サボテンを確立していきます。