かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

無力感

先週明らかになった、JR中央線勝川駅西高架下にマックスバリューが出店する件で、書類が手元に届きました。今回の案件は立地法に掛からない1000平米以下ですが、春日井市は500~1000平米の中規模小売店舗についても届出が必要なため、市役所から受理した旨の通知文章です。これによると、鉄骨造り1階建て、売り場面積979平米、駐車場は8台、開店時期は平成24年夏、販売品の種類は食料品・日用雑貨等と記載されています。
 
この場所は、春日井市の西の玄関口として、昭和62年より市街地の整備(まちづくり)が進められてきた勝川の中心に位置し、勝川駅に隣接する好立地にあります。加えて、JR中央線の立体交差事業および勝川駅周辺の区画整理事業、再開発事業によって生じた場所で、国、県、市の補助金が投入されているにもかかわらず民間会社である東海旅客鉄道株式会社の子会社である名古屋ステーション開発株式会社の管理下に置かれ一方的に出店計画が進行されたこと自体、おかしな話だと考えています。

以前から、この場所に商業施設が出来る話は理解していますし、決して反対しているわけではありませんが、少なくとも、以上の経緯から、地元の商業者に出店の機会を与えてもらえるよう市を通じて要望していました。しかし、何度尋ねても「まだ決まっていない」の一手張りで埒が明かない状態が続いていましたので、先日、市議の先生を通じて会社に情報公開の要望書を出したら間髪入れずに出店の届け出書が出てきました。おかしな話です。
今後は、周辺への影響を考え春日井市に中規模小売店舗と言えども大店舗立地法に準ずる地元説明会の実施を開くよう要望していきますが、何を言っても出来るものは出来てしまう現実を考えると、今まで長年にわたって積み上げてきた”まち”を壊されるような気がして、ただただ無力感を感じています。