かちがわ通信

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50周年記念例会

IMG_2205三陸志津川ライオンズの結成50周年例会会場は、いつものホテル観洋です。受付開始の12時半には会場に入りましたが、南は八重山恩納村ライオンズから、鹿児島、熊本、今治など25クラブが、また、332-C地区からは35クラブが参加し、南三陸志津川LCを含め総勢280名の大例会です。
本来は、昨年の7月に50周年を迎え式典の準備もされていたようですが、震災の影響で中止。一時は解散も考えていたようですが、LCIF本部やキャビネットを初め全国のクラブから寄せられた支援で存続することを決めたそうです。今回の例会は震災で援助をしてもらったクラブ全てに声をかけたそうです。




IMG_2206会場入り口には、津波で流されたものの、奇跡的に見つかったクラブ旗とゴングが飾られていました。また、佐藤さんの写真もアルバムにして並べられていましたが、華やかな会場とは裏腹に震災の犠牲になったメンバーも居られたようで、始まる前に黙祷が捧げられました。約1万7千人の人口が、一瞬にして被災され、今尚、行方不明の方が多数おられる現実には言葉も無く、ロビーから眺める志津川湾を眺めていると、津波さえなかったらと思わずにはおれません。資料と共に配られた袋の中には、震災前の志津川の写真がプリントされたクリアーファイルが入っていました。それだけ、故郷への想いが強いんでしょう。気持ちが伝わります。



IMG_2213初めに挨拶をされた小坂会長です。先日のシンポジウムで春日井にお越しいただきましたが、やはりこの一年を振り返り全国からの支援に感謝されました。また、南三陸町の佐藤町長もメンバーで、10年前に会長も経験されたそうですが、同じく、全国から寄せられた支援に感謝の言葉を述べられていました。メンバースピーチでは、会員の8割が、住まいと事業所が流され、他の2割も、どちらかを無くしたと話されていましたが、この一年の苦難は想像もつきません。例会が終了し、337ーD地区のガバナーの音頭で乾杯、懇親会が始まりましたが、テーブルには同じ地区の新城ライオンズのメンバーも7名参加されており、先日のシンポジウムの話も出ていました。聞けば前夜の21時に新城を出発、交代で夜通し運転し朝6時ごろ到着したそうでビックリしました。また、南三陸だけではなく石巻の避難所でも炊き出しを行ったそうで、同じライオンズでも随分活動が違います。改めて「ライオンズとは」を考えさせられました。以前にも書きましたが、イザと言う時はやはりこういった横のつながりが大切なんです。