かちがわ通信

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南三陸の今

IMG_2197昼食を済ませた後、時間があったので街の中を見てきました。ここは商工団地の横のベイアリーナです。8月の福興市が開催された場所に、町の仮庁舎が出来ていました。周囲には公立病院や消防署など町の施設も出来ており、この辺りの復興は進んでいるようです。この場所はかなりの高台にありますので、最終的にこの場所に落ち着くんでしょうか。


IMG_2203ここは、お魚市場があった場所で、2005年の商店街サミットの会場にもなった所です。建物の一部は残っていましたが、その他の施設はすべて流され無くなっています。当時の写真と見比べてみてください。また、岸壁も下の写真の様に、無残な姿になっています。この辺りは地盤そのものが75㎝程沈下しているので、残った建物をすべて撤去し、その上に5mほど嵩上げするそうです。


IMG_2201山内さんは同時に「高台に商店街を移す予定だが、やはり南三陸に来てもらった人へ海産物を販売するのは、海の見える場所でないと」と話していました。実際、この場所の横には山内さん、三浦さん、及川さんの作業所が出来ています。しかし、これも5年間の定借だそうです。
震災から400日余りが経過しています。今回の印象は、まず、行政機関や街のインフラが整備されつつあり、これから民間が立ち直っていく段階だという事。佐藤町長ともお話をしましたが、例えば、町所有の車は、全国から支援があり、特殊車両を除けば震災前の2倍になっているそうです。誤解を恐れず書けば「震災バブル」・・しかし、民間への支援はまだまだです。ピンポイントの支援は不公平を招くと聞かされていますが、今後の支援の在り方は少し考える必要があるとも感じました。