かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

地域課題を解決するプラットホーム

昨日は春日井特産品協議会の総会、サボテン事業組合の役員会、夜にはクラブの次年度事業委員長会議と三連ちゃん。今日もクラブの例会、50周年大会委員会に続き、商店街連合会の総会、講演会、懇親会と立て続け。。これだけ隙間なく続くとさすがにぐったり・・本当に体力が無くなりました。会議の合間には、誰々が亡くなったとか入院したとか、色んな話も飛び込んできます。お陰さまで今のところ大きな病気にも掛らず、健康です。もちろん健康だからこそ会議にも飛び回れる訳ですから、少々の疲れはあっても丈夫に産んでくれた両親に感謝です。

さて、 この二日間の会議は、いろんな意味で大切な会議が続きました。特産品協議会も今期から行政の補助金が打ち切られ自立の道を歩みます。また、サボテン組合では生産の問題で大きな壁にぶつかりました。また、クラブ関係では50周年の事業が基本的に了解され、この準備を進めることになります。詳細は追々書きますが、今日は商連主催で開催した公開講演会について少し触れておきます。

講師は、全国の商店街をご自分の足で見て回られ、著書も出されているNPOまちづくり協会の理事長三橋重昭先生にお願いしました。
先生には、商店街サミットやアトム通貨の会合の折にお会いし、その後、数年前ですが勝川にも来られたことがあります。 メルマガも書いておられますのでご存知の方も多いとは思いますが、冒頭、春日井市の商業集積地の年間販売額は1,505憶円で、市全体の年間販売額3,306憶円の49%に達しており、全国の商業集積地の年間販売高の53兆円、全国134兆円の39%と比べても高いと話されました。実際、先生が最近訪問したところは、この比率が軒並み5%位から20%代だったそうです。

この商業集積地とは、商店街数と違い近接して概ね30店舗以上ある地域を指し、郊外SCなども入っています。春日井では18ケ所ですが、日本全体では1991年に14,147ヶ所でしたが2007年には12,568ヶ所と、12%ほど統計上では消滅しています。これだけみると、春日井市の商店街は元気に見えます。意外でした。
その後、各地の事例を紹介し、最後に「商店街は地域課題を解決するプラットホーム」と言われました。国は「商店街は地域コミュニティの核」という言い方をしていますが、今まで、商店街は地域コミュティの核にならなければ存続は難しいと理解していましたので、どうも抵抗があったんですが、この言葉をお聞きして腹に落ちました。これなら行政やNPOが商店街で行う事業に理由ができます。先生は、内向きの考えではなく、本当に住民にとってためになることが必要と締めくくりましたが、この辺りのこともみんなで考えてみたいと思います。