かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

そろそろ卒業 vol.4

ここまで、私がそろそろ卒業すべきと感じている2つの理由について書いて(長くなってすみませんでしたが・・)きましたが、要約すると「老害」は排除すべきと「商店街の組織としての限界」の二つです。老害については、逆に若い人を育ててから引退しろというご批判もいただきましたが、考えてみれば私も含めて長老が居座っているうちは、多分若い人は育たないとも感じています。「来るもの拒まず、去る者追わず」の精神でここまでやってきましたので、相談されればむしろ主体的に動いてしまいますので、依存体質は変わりません。ここは言葉は乱暴ですが、むしろ「ぶん投げた」ほうが芽が出やすいのではと思います。また、「無責任では・・」とも言われましたが、「冗談じゃない」と言っておきました。むしろこの30年近く、自分の生活やプライベートまで費やしてきたことを知ってる人からは一切聞こえてきません。従って、むしろ「ぶん投げる」ことのほうが街のためになると確信しています。

また、商店街の件については、決して旧も現も含めて役員への批判ではありません。この商店街という組織が変わるための苦労は、その成り立ちから見ても並大抵のことではありません。ましてや染み付いた意識を変えることは簡単ではありません。従って、基本的な事に集約する小さな商店街組織にするための用意はして行くつもりですし、商業だけではなく勝川の地域課題を抽出し解決していくための組織を目指す、勝川駅周辺まちづくり協議会(仮称)100人委員会の準備会も進めています。これは、従来の管理集中的な組織ではなく、自立分散型のクラウドのような、緩やかな連携を目指していくつもりです。

持続可能なまちづくりという耳障りの良い言葉ですが、実際このような街を作ることは、そう簡単ではありません。しかし、いずれたどる衰退への道を、単に売り上げや人口という数値で表すロットの問題ではなく、「居心地が良い」「商い心地が良い」と感じることができる街に変えることが出来たら、本当の意味で我々の世代の役割は終わると思います。