かちがわ通信

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商工業振興審議会

今日は第一回目の春日井市商工業振興審議委員会の会合に出席。今日から2年間の任期で春日井市の商工業について諮問を受けていきます。第一回目は平成21年に策定された「春日井市産業振興アクションプラン」が平成25年で最終年度になるため、この改訂について意見を求めると説明がありました。伊藤市長のご挨拶から、この審議会の開催要項やスケジュール、また公開会議になることなど事務的な説明が続きましたが、話を聞きながら、平成21年に策定されたときは商店街連合会の前会長が委員として出席していましたが「殆ど工業の話ばかり」とボヤいていたことを思い出しました。今回は商業の立場から意見を述べて行くことになりますが、商業や商店街のステークホルダーではなく、大所高所に立った考えでいきます。また、今までも、市民委員会など市の委嘱で参加させてもらった事業もありますが、先日の話ではありませんが、これで最後にしたいとも思っています。

さて、商業と工業は一見無関係のように見えますが、実はお互いが関係し合う部分が非常に多いと感じています。例えば、工業の事業所数が増えてくれば当然そこで働く従業員の数も増えてきます。また、商業が活性化してくれば、街のブランド力もつきリクルートもしやすくなりますし、消耗品などの調達コストも下がります。当然、市内の人口も増えてきますので、他市との比較優位性も出てきます。この他にも 色んなところで影響し合う部分があると思いますが、多分こういった意識は、工業の人には理解しづらい部分かもしれません。一連の説明を受け意見を求められましたので「この10年で春日井市の人口は約1万人強増えていますが、この増えた一万人の約40%は勝川駅を中心とした2km圏、他地区の数字は把握してないが、おそらく神領駅周辺は増えていると思う。逆にニュータウンの人口は減っている。市が区画整理や再開発で投資した場所が増え、投資しない場所が減っている。人口動態は産業を見るために非常に重要な要素」また「平成21年に策定されたアクションプランの創業支援と企業誘致は実績表を見ると殆ど内容という内容がない状態」という話をさせてもらいました。実は他にも色々考えていたんですが、時間の制約もあり控えましたが、本当は審議会の下に分科会を作り、各工業、商業の委員で内容を詰めていくと良いんですがね。事務局の後ろには、三菱UFJR&Cの担当者が控えていました。まさか丸投げなんてことはないんでしょうが、コンサルが作った案を審議するだけのアリバイ会議にならないよう気をつけて見ていきます。