かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

地域通貨とBCP

鹿児島大学法文学部の学生さんがアトム通貨の取材に来てくれました。聞けば研究テーマに地域通貨を選ばれているとのこと。鹿児島でも地域通貨が発行されているようですが、ネットでアトム通貨のことを知り比較がしたいとの事で、以前にもお越しになったようですが、突然だったので会議所で話を聞かれていったようです。実家が名古屋の栄らしく帰省した機会に再度という事で今回は連絡をもらっていました。
地域通貨は全国各地で発行されていますが、アトム通貨のように同じ方式で地域同士が手を組んで取り組んでいる例は他には無いと思います。アトムというキャラクターの魅力もあるんですが、一番のメリットは導入コストが安くリスクが無いことです。何年か前ですが、春日井でも地域商品券事業を実施したことがありますが、導入コストが大きく、結局換金する手数料で自分たちのメリットとしたため、数年で破綻した経験があります。目的は、地域の消費の囲い込みだったんですが、目的は良くても、そのリスクを安易に考えたことが失敗の理由だったのかもしれません。こんな例も出しながら「地域通貨はアイデア次第でどうにでもなる」話をさせてもらいました。

その後、市役所で打合せをし、夕方には大阪の読売新聞の取材です。平成19年に勝川商店街で取り組んだBCPについてのお尋ねでしたが、主に、商店街でBCP計画を作るメリットについて話をさせてもらいました。この平成19年に作ったキッカケは、商店街サミットを通じて神戸の大正筋商店街の伊東さんと知り合い、春日井でのサミットでも是非話をしてもらいたくて、分科会のパネラーとしてお越しいただきました。この話が県に伝わり、モデル事業として依頼を受けました。ただ、計画は作ったんですが、その後の動きはなく宝の持ち腐れ状態になっています。阪神淡路、中越、昨年の東日本大震災と大災害が続いています。勿論この地方では、東海・東南海が予測されていますので、いつ来るかわからない災害に備えることは本当に大切です。計画を作って5年が経過しました。再度計画を見直す事も必要かもしれません。