かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

中部大学へ行ってきました

本店は休みにしましたが、駅前店は営業。この準備を済ませ、慌てて中部大学の都市建設工学部のゲスト講師を頼まれていましたので行ってきました。都市計画の講義ですが実際の施工例として豊川、四日市に続き、今日は三回目だそうで、勝川の区画整理と再開発の話をさせてもらいました。この講義では、主に都市計画の歴史と都市計画法を学ぶそうですが、当然ですが学生は現場を知りませんので、どうも私の話にピンと来ていない様な雰囲気。終了後服部教授と話をしましたが、やはり都市計画、まちづくりは現場の経験が物を言う分野だと再認識しました。講義後の質問でも「和食店のご店主が何故そんなに詳しいのですか」とか「何のためにまちづくりをされるのですか」と聞かれました。そりゃ20数年もああでもないこうでもないと議論していれば自然と知識も身に付きますし、まちづくりの勘所も理解できるようになります。また、自分のためではなく「孫、子におじいちゃん達が良い街を残してくれた」と言われたいがために頑張っていると答えておきました。約70名くらいの学生さんでしたが、ひとりでも二人でもまちづくりに関心を持ってくれてこの分野に飛び込んでくれることを願っています。

P1000124さて、その後、今月15日にキックオフする中部大学のGISセンターを見学させてもらいました。リサーチセンターの一階会議室に設備されたサイネージの画面は34インチ位のディスプレーが3×5=15台並べられています。大きな日本地図に通行可能な道路や活断層の位置や崖崩れが予測される場所等の情報が入っており、一たび災害が発生すると孤立する集落が赤で表示され救助ルートが検討されるそうです。大学では「俯瞰型情報基盤(デジタルアース)による知の統合」と言うそうですが、このシステムに街場の情報を載せたり、今、勝川商店街で検討している防犯カメラと結び、災害時の情報収集をしようというモデル事業も検討していきます。同様なシステムが名古屋大学にもあるそうですが、名古屋大学にあるものは主に行政と組んで情報を収集するそうですが、中部大学は民間と連携することを考えているそうです。この柔軟な発想は凄いですね。兎に角いろんな情報を提供してと頼まれていますので、何が出来るのか考えるだけでワクワクします。