かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

商連総会&講演会

春日井市商店街連合会の総会&講演会&懇親会でしたが、総会は役員でも商店街の代議員でもありませんので講演会からの参加です。今日の講師は長野県佐久市岩村田商店街理事長で佐久商工会議所副会頭の阿部真一さん。商店街関係では有名な方です。

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先ずは、長閑な佐久市上越自動車道の佐久ICと、北陸新幹線佐久平駅が出来た瞬間から大きな変革の渦に巻き込まれた話から始まりました。駅周辺にに大型店が出店すると、大型店の売り場面積の占有率が91%に固定資産税収が195倍に・・これを境に一気に商店街が衰退したそうです。ただ、商店街の高齢化した役員に危機感は無く、タイトルにあるように若手商業者が下剋上を興し活性化への道を突き進みます。先ずアーケードの改修や日本一イベントを行いますが、商店街の会員から「金の無駄使い」「イベントしても売り上げに繋がらない」などの意見が出て、実施する方も「イベント疲れ」を感じるようになり「きらりと光る商店の集合体こそ魂がある商店街」を目指して経営者(商い)の勉強を始めたそうです。良い店とは?強い店とは?を話し合い、再構築を目指します。また、まちづくりが必要な理由として「商店街があって町があるのではなく、町があっての商店街」であるべきとし「地域密着顧客創造型商店街」つまり「右手にそろばん、左手にコミュニティの担い手」を標榜し、おかず市場や子育てお助け村等の事業に取り組んでいるようです。これからの商店街は「まちゼミ」「商人塾」「地域基本計画の策定」と言われ、官民が協力して進む方向を決めないと、何も出来ないと断言されていたのが印象的です。
ただ、全体的に補助事業が多く、終了後の懇親会でもお話をさせていただきましたが、その辺りが今後の鍵とも言っておられました。

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その後の懇親会で挨拶をされる加藤会長です。サボテン商品券事業、商人塾事業など今年の事業も盛り沢山。以前のようにただ、お金を使うだけでなく稼ぐ事業も増えてきました。良い方向だと思います。