かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

ブランドとブランディング

更地の時は大きく見えたクレーン車も鉄骨が組み上がると窮屈に見えます。小さなふり幅で釣り上げる様子は将に職人。手際よく工事も進んでいます。

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さて、昨日のブランド構築の話の続きですが、このブランドとは「ヴィトン」とか「カルチェ」とかのように会社名や商品に対して顧客がどのようにイメージするかということで、同じバックでも、どれだけ付加価値を付けれるかで価格も変わってきます。私がいつも違和感を持つのは、「サボテン」とか「小野道風」を春日井ブランドと呼ぶことで、ブランドかどうかは、我々ではなく顧客(市民)が決めることで、我々がやっている事はこれらをどう顧客(市民)に受け入れてもらうかという活動、つまり「ブランディング」なんですネ そのために「商品をブラッシュアップしなくては」と言い続けていますが、ここの認識がごっちゃになっているので、時に噛み合わない議論が延々と続きます。

また、行政がブランドという場合は、地域の人が春日井市に対して、住みたい・暮らしたい、働きたい、遊びに行きたいと思っているかが肝心で、サボテンや小野道風はそのツールに過ぎないと思っています。もちろん交通の至便性も大切ですし、安全安心なまちづくりも大切ですよね。これらを総合して春日井市をブランドとして認知してもらえるかが重要な視点で、ここから考えれば例えばサボテン事業は産業面から捉えるのが正しく、経済効果から考えれば、まさにインバウンドを前提にした基盤産業的考え方が重要。もっと簡単に言えば外に向けての視点が欠けているということです。全国津頭浦々の市町村が地域特産品を開発していますが、自分の頭で脳ミソに汗をかくくらい考えないと勝ち組にはなれないと思います。兎に角地域の資産価値を上げることが肝心!

とまあ、こんな話を中心に約一時間勝手に話をさせてもらいました。その後TANEYAにもお連れし、我々の活動現場を見てもらいました。最後に皆さんの意見をまとめるだけの報告書を上げないようにとお伝えしておきました(笑)