かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

青年部及び関係者必読!(12.12)

11月に行われた青年部の総会で運営方法(議事法)について苦言を呈したこともあり、役員研修会で話をしてくれと頼まれ昨夜行ってきました。

議事法にはKJ法ブレーンストーミング等々色々ありますが、国会を初め県市町村の議会は全てロバート議事規則(議事法)で運営されています。法人の総会や組合もこの議事法が採用されています。この議事法の基本原則は3つ。「定足数順守の法則」と「多数決の原理」そして「少数意見尊重」です。これを基本として、それぞれの役割や議事の進行方法などが事細かに定められていますが、全てを網羅すると膨大な量(厚さ10㎝位)になりますのですべてを読めとは言いませんし、私もすべて読んだわけでもありません。言い忘れた事もあったので記載し私なりの解説を加えておきます。

総会で決すべき事項は「事業」「予算・決算」「人事」「規約」の4点で、総会ではすべて審議事項つまりイエス・ノーで答えを出さなければならないので提出される議案は全てその答えが導かれるような方式になります。例えば、今回の総会の一号議案ですが「平成28年度役員及び出向者の選出について」とありますが、これでは協議事項になってしまうので、「平成28年度役員及び出向者について承認を求める件」として、提出された案に賛否を取ります。2号議案も同様に「規約変更(定年延長及び入会資格廃止)について」ではなく、「定年を50歳に及び入会資格を廃止する件」が正解の様な気がします。まあ、表現は兎も角イエスノーで答えが出せることが肝心です。

その他にも、議長の権限なんですが、当然議長は会の運営責任を負いますので採決には加わらず賛否同数の場合は議長の意見で決します。従って議長は議事法をキチンと理解していないと議場が混乱することになります。例えば今回の規約の変更に関わる事は重要案件ですので、出席者の三分の2以上の賛成で議決されますが、結果として数は満たしていたものの、どうもその意識は無かったような気がします。また、会場からも色々な意見や質問が出ていましたが、これらに対する会長の返答も含めてコントロールするのが議長の役目です。
次に監事なんですが、執行部(事業を行う)側と監事(監査する)側は相反する立場と言う理解が無く、役員と言う言葉で括るのは良いのですが、採決の際に加わったりどうも曖昧になっています。監事の権限は大きく、特に会計監査の場合は混乱を防ぐ意味なんでしょうが、必ず総会前に監査し意見書を総会資料に添付するのが通常行われている方式です。

まあ、他にも色々あるんですが、ライオンズクラブは国際協会ですので、必携というクラブ活動を行う上の決め事が書かれた冊子が毎年発行されています。これを読むと会議や周年行事のプロトコルが一目瞭然なんですが、青年部はこれがありませんので、先輩がキチンと後輩に伝えていくことが大切なんでしょうね。この部分は私も反省すべき点です。 

個人的な意見なんですが、50歳定年は反対、しかし、青年部の意志は尊重してやりたいので立場上親会には説得に当たりますが、日頃会頭には「青年部のOBがたるんどる」と御叱りを受けていますので さて、了解していただけるか(-_-;) 今後は執行部との会合をなるべく多く持ち指導していきます。