かちがわ通信

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プレミアム付商品券事業のまとめ

今日の午後はプレミアム付商品券の実行委員会に出席。換金などの集計に時間が掛かりますので年度末ギリギリの開催になっています。

会計報告の後、ご利用いただいた方や登録店舗のアンケート結果も発表されましたが、 一番多かった感想は、プレミアム率を20%にというご意見。「名古屋をはじめ他市町では20%なのに」「20%になればもっと商店街で買い物が出来る」等々様々です。答えは簡単明瞭、20%にすれば購入できる人数が半分になるという事。実際20%で行った名古屋や他の市町は、購入出来なかった人から市に苦情が殺到(春日井市はゼロ)です。次に多かったのが「取扱店を増やしてほしい」というご意見。もちろん前回より100店舗ほど多い604店舗(大型店46店、中小小売店が558店)と増えてはいたんですが、お目当ての店が登録していないとこういった意見が多くなります。ただ、使われた店舗を見るとドラックストア―等日用品を扱う店舗が多く生活支援の側面が強くなっています。まあ、この部分は板しかないのかもしれませんが。
建設券も前回の反省点がキチンと反映されていたためか、大きな問題もなくリフォーム工事を中心に概ね好評だったようです。 

さて、今回OKB総研に依頼してあった「本当にこの事業は効果があるのか」という検証です。 報告書の全文は、後日商工会議所のHPで発表しますが、経済波及効果としては商品券はプレミアム分の1億2071万円に対して約2倍、建設券はプレミアム分7538万円に対し約4倍の効果があったと報告されました。これは経済連関表から数字を抽出し市内と愛知県それぞれの波及効果を測定されています。しかし、こういった数字以外にも商品券では地元商店への購買に繋がり、建設券ではリフォームを通じて定住化に繋がるとの意見もあり、目に見えない効果もあったようです。今後、この事業が継続になるのか分かりませんが(今年度はない)、この報告書をじっくり見ると春日井市の商業事情も透けて見えるような気がします。