かちがわ通信

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復旧から復興へ

昨日今日と二日間、恒例の南三陸志津川中学校の新入生に鞄の寄贈に行ってきました。今年で4回目です。震災当時校長をされていた菅原先生から「今年小学校に上がる子供たちが中学になるまで」と頼まれていますので、来年まではこのアクティビティは続きます。写真は今年の大島会長です。

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この志津川中学校は高台にあり津波の被害はありませんでした。第一回、第2回目の福興市はこの学校で開催されています。この場所からは志津川地区が一望でき、報道にも、よく出される場所ですが、下の写真が震災(3.11)の二か月後、最初に支援に行った時に撮った写真です。毎回、お邪魔する度に撮影していますので、復旧の様子がよく分かります。

f:id:t-mizuno:20220412121350j:plain写真左側の山の向こうに志津川小学校があるのですが、この間の山が削られ復興団地が造成されていました。またサミットの会場になり、避難所にもなっていたベイサイドアリーナ周辺も、山が削られ東側に公立病院が開院され市庁舎の新設工事も始まっています。今回お邪魔して感じたのは復旧の時期は終わり、いよいよ復興が始まったという気がしました。さんさん商店街も年内に現在の場所での営業を終え、来年の三月三日(さん・さん)に本設の商店街に移転するそうです。

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ホテル観洋で行われた親睦会にも佐藤町長(志津川LCのメンバーですが)も参加いただき、大いに盛り上がりましたが、町長からは「やっと仮設住宅にいる町民全員の住居の場所が決まり、最後に私の家もやっと決まりそうです」とご挨拶がありました。この佐藤町長は平成17年の商店街サミットの時(当時は志津川町長)に初めてお会いしましたが、町民の皆さんの思いを一手に背負いここまで走り続けて来られました。復興に関しては、至る所で亡くなられた方がお見えになりますので、道路の付け替えや嵩上げ等本当に忸怩たる思いで決断されてきたのは想像に難くありません。
席上、佐藤会長から7月16日に55周年の記念例会を開催するので是非とお誘いいただきましたが、どうしても外せない所用があり出席出来ませんので、来年の三月三日のさんさん商店街のオープン式には、必ず出席しますとお伝えしてきました。