かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

愛知県 3度目の緊急事態宣言

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人類とウイルスの関係性(感染症の世界 石弘之著 角川書店

4月10日から5月25日までの第1回目に続き、今年になって2回目が1月14日から2月7日。さらに今回5月の12日から31日まで3回目が実施されます。4月11日からの県独自のまん延防止対策もありましたが、特に今年になってから変異株も出現し深刻な状況が続いています。昨日も商工会議所飲食業部会の正副会長会議に出席しましたが、今後の見通しについて聞かれましたので「ワクチン接種にも因るが、うまくいって今年の忘年会が何とか行える程度では」と答えておきました。その根拠がこの表です。で、ウイルスの歴史は40億(地球の歴史は50億年)に対し人類はわずか20万年で、人類がウイルスに勝ったのはわずか一例(天然痘)だけ。あとは、大量の死者を出して共倒れになるか、均衡を保って休眠中か果てしない戦いの最中だそうです。それを考えればアフターコロナと言うよりウィズコロナを前提に物事を考えていかざるを得ません。

また、今回は時短に加えて「酒」の提供が出来なくなりました。これによって居酒屋等の飲酒主体の店が休業せざるを得ない事態になっています。飲食業は裾野が広いので関連の酒屋、生鮮三品等々も大打撃、さらに昨日の会議でも話が出ましたが、休業要請は出ないもののカフェ等の店は補償がないため事態は深刻です。飲食部会でも約30店舗がこの喫茶業態。何か出来ないかという要望もあり、今後の推移を見ながら考えていきます。決して「酒」が悪い訳ではなく問題は「マナー」なんだと思います。連日の報道や店内にも「大きな声はご遠慮ください」「マスク会食」を薦めるポスターも掲示してありますが、どこまで言ってもお客様ですからトラブルになることは避けたいところ、難しい判断ですよね。とりあえず今回は「酒」を悪者にしていますが「通勤通学の満員電車」「学校」等々電車を止めたり学校閉鎖の話になるんでしょうかね。なんとなくピントを外した措置のような気がします。

日本の製造業

受注設計生産型(ETO)製造業の特長について | GSLコラム | NTTデータ グローバルソリューションズ

まん延防止の関係で昨年に続き「時短営業」のGWでした。しかし、敢えて「うなぎ」の値段を約3割引いてセールを開催(明日9日まで)。日によってはムラがあったものの昨年ほどの落ち込みは何とか防げたかもしれません。まあ、気休めかもしれませんが、なんでも挑戦してみるものですね。

さて、昨日某所で日本の製造業について話をする機会がありました。日本は半導体等々中国、韓国、台湾などのアジア勢に追い越され凋落の一途を辿っている原因について、ある人が「技術の日産」と「販売のトヨタ」の差ではないかと言われていました。つまり、日本(日産)は技術は優秀だが販売を疎かにしたため、ダメになっていったという事です。確かに家電に関しても、いまや家電量販店が流通のほとんどを担っているため価格競争に勝つためには流通から製造に対して「この金額でつくれ」と指示があり、メーカーはそれに従わざるを得ない状況だそうです。印象的なのはシャープが、10年ほど前に「世界の亀山ブランド」と言われた液晶TVもあっという間に中国製に追い抜かれてしまいました。昔は1Inch1万円と言われていましたが、ドンドン安くなり、今や50inchが5万円台もあるそうです。もちろん、お気づきの方も多いと思いますが、家電量販店で買う商品には、別の型式番号が付けられ、ホントかどうか分かりませんが「壊れるのが早い」という人もいます。なんとなく理解できる話だと感じますが、自動車産業が、今のところ堅調なのは販売網を自前で構築しているため販売からの圧力が少ないからだそうです。

こうしたことから考えても製造業とはいえ「イイものを安く」ではなく「イイものを高く」売るチャンネルを構築した産業(企業)が生き残っていくんだと考えざるを得ませんね。商業でも「商品に惚れるナ。売り方を考えろ」という格言があります。将にマーケティングの力を再認識する事。勉強になりました。

消費喚起策

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写真は先月開催した「つかエール」の抽選会の様子です。応募総数が2万枚を超えていましたので、予め事務局で予備抽選を行い、その中から抽選というやり方です。以前からのプレミア付き商品券方式ではなく、あくまで個店を指名して購入するという「つかエール券」方式は、先銭が入ることから資金繰り対策にもなり、ほとんどがスーパー、ドラッグなど大型店やチェーン店に流れたいた消費を地元の個人店で使ってもらえるという利点がありました。ただ、30%のプレミアム付きとはいえ消費者からは何故ドラッグで使えないのか等々ご意見も頂戴しています。

ついては、コロナ禍の先が見えない状態が続く中、今期も同様の商品券の発行を市にお願いしていますが、GW前の28日、その下打ち合わせを行ないました。結果は1億円規模の助成をお願いできそうですが、実施時期に関してはコロナや国のGOTOキャンペーンの進捗状況を見ながら、今年の年末前の発行とし、実施方法については商品券方式にするのかつかエール方式にするのかは改めて相談しましょうという結論です。また、今回はデジタルでの発行も検討していきます。私も意見を求められましたので「この一年の動向を見ていると4月5月で大幅に落ち込み夏から秋にかけて少し持ち直し年末にかけては横ばいという状況だったが今年に入って特に一月は大幅に落ち込んでいる。ただし業種や業態間でかなりの違いが見て取れ、相変わらず飲食、旅行は厳しい状態が続いている。また、この飲食でもFFや宅配は影響が少ないが居酒屋等の酒を提供する店舗は時短要請の関係で苦戦。旅行も交通系への影響は大きいが宿泊関係はGOTOキャンペーンの効果か全体を見れば少し持ち直し感が出ている。従って一律で考えるのではなく、業種や店舗によってプレミアム率を変えるとか工夫が必要なのでは」と伝えておきました。いずれにしてもまだまだ先の見えない戦いが続きます。

まん延防止&母の日イベント

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今回は母の日イベント。元々「小さなマルシェ」だったんですが、直前にまん延防止重点措置が発出され中止も考えたのですが、ワークショップ形式の出店者を集めていましたので開催することにしました。ただ、結果はGW中という事もあってか人出は少なめ。次回からもう少しの工夫がいるかもしれません。

さて、愛知県にもまん延防止等重点措置の関係で先月20日~5月11日まで営業時間の短縮(夜9時以降の営業に自粛)要請が出ています。昨年同様、GW中の人流を抑えようという意図なんでしょうが、変型ウイルスが急拡大している仕方がないのかもしれません。私は残念ながらワクチン接種に落選してしまいましたが、年内にはと言われているワクチン接種が広がるまでは、これの繰り返しなんでしょう。出来れば今年の忘年会は盛大に出来ればと祈らずにはおれません。

 

えきなかSTAND

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昨年12月『立ち呑みスタンド』今春は『スイーツマルシェ』を開催し、恒例になってきた春日井駅の自由通路を活用した『えきなかSTAND』。今回は《うち呑み》としテイクアウト販売のみということで覗いてきました。若干人は少なめでしたが、それでも電車が来るたびに人集りが出来よく売れているとのこと。人出より売上!で何よりです。私も何点か購入してきましたが、美味しかったですョ。最近のイベントは「唐揚げ」ばかりですが、他の洋風料理も多数あり良いですね。また、今回もマルマタ酒店の持ち込み企画という事で、マルマタさんのお付き合いのある業者に声掛けされたようですが、どなたでも企画して協会に持ち込んでいただければ開催できます。今日までの開催(15時から18時まで)です。

(仮称)春日井SC、地元説明会

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今日は仮称「春日井SC」以前ザモールがあった場所の大店立地法と県の商業・まちづくりガイドラインによる地域貢献計画の説明会に参加。雨の降る中150名くらいでしょうか、沢山の人が出席されていました。まあ、以前もSCがあった場所ですから、交通や騒音などの環境関係は若干の意見を言われる人がありましたが、大きな混乱も無く約一時間で終了。設置者おいび運営は大和ハウス工業目玉は世界最大級の無印良品。他には24H営業の西友、娯楽施設のラウンドワン等々です。予定では10月16日オープン予定だそうです。

聖火リレー

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聖火リレーです。レディアン春日井から勝川駅前までの約1.5キロ。聖火リレーってもう少し長い距離を走るのかと思っていましたが、僅か数百メートルなんですね。むしろ歩きながら沿道に手を振るという感じでした。「密にならないで!」と担当者が声をかけていましたが、そりゃこれだけの人気味ですから無理ですね(苦笑)隙間があればドンドン人が入ってきます。

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ランナーの前後にはスポンサー企業のPR車両が走り、場所によって踊ったりしそれなりの盛り上げが工夫されています。東京五輪の開催については「やる」「やらない」と喧々囂々の意見があるようですが、私は「やれるものならやったほうが良い」派。コロナに勝つ負けるではなく、ヤル方向で知恵を出すことが今後の防疫体制にプラスになると考えるからです。いずれにしても久しぶりに人込みを見た気がします。

 

パレッタ・コミートリニューアルオープン

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2月開催予定のパレッタ・コミートリニューアルオープンのイベント。やっと開催することが出来ました。初日は約600人、二日目も雨にも関わらず約580人の方にご来場いただきましたが、入り口で手指の消毒、体温測定をさせていただき、さらに「密」にならないよう配慮もお願いしています。また、この施設は換気量が調整できる設計になっていますのでイベント時はMAXで換気しています。スーパーが撤退し約一年半かかりましたが、リスタートします。

見えないもの

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一昨年から第4週目の火曜日を定休日にしましたので第4週は月火と連休。息子曰く「働き方改革の一環」だそうですが、戦後世代は「年中無休・24H営業」と教えられてきましたので、最近やっと体に馴染むようになってきました。さて、そうは言っても零細企業の経営者は休みを取ることが出来ず月曜日は仕事。火曜日も早朝の仕事を済ませやっとお彼岸のお墓参りです。まずは地蔵寺のお墓に行き、その後、奥さんの実家のお墓がある多治見市の平和公園です。ここは高台にあるので、咲き始めた「桜」越しに御嶽山が見える景色は最高です。
さて、先日某会議でご挨拶させていただきましたが「お化けが怖いのは何故?」という話です。「正体が分からないから」さらには「本来見えるはずの無いものが見える。または見えた気がする」だそうです。新型コロナも同様で、今のところ正体がよく分からないので恐怖を感じますが、ワクチンや治療薬が出来れば、普通のインフルエンザと同じ。あと少しの辛抱だと思います。先日愛知県の緊急事態宣言が解除され、少しずつ活気を取り戻していますが、これも重症化率も低くなり、特に若い人には、若干の後遺症の例はあるものの、大半は重症化することなく回復に向かうという報道がされているからからこそです。M国際政治学者が、先日参議院公聴会で「交通事故死が毎年3000人前後ですが、これをもって車に乗るなという報道はされません。何故ならそのメカニズムが解明されているから」という話をされていました。通常のインフルエンザでも同じ理屈です。また、デジタルでも同じかも。昔コミュニティFMの開設を画策したとき「そもそもなんで電波が飛ぶのか」からレクチャーを受けました。我々のようなデジタル音痴はこのブログさえどうしてPCに入力すると世界中に情報が伝わるのか分かりませんもんね(-_-;) 将に「私使う人」です。

話しが逸れましたが、人間は見えないものへの考え方は人それぞれですが、こんなところに「コロナを終息するヒント」があるのかもしれません。

 

要望書の回答

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今日の朝刊にも載っていましたが、昨年11月に提出した要望書と8月に提出し未回答だった3項目の回答を、市長、副市長、産業部長に会議所にお越しいただき頂戴しました。海外人材活用の助成金の簡素化、市内企業への優先発注などコロナ関連も含めて全部で17項目ありましたが、設備投資助成金の期間延長と上限額の引き下げやプレミアム商品券の発行などの成果はあったものの固定資産税の減免など国の制度上困難という返答もあり要望の成果としては全体から見れば60%位でしょうか、印象としてはなかなか厳しいと感じました。

その後、意見を求められ「コロナ以前から消費税増税の関係で消費が冷え込み、社会構造の変化もあり、駅周辺や商店街では、飲食、理・美容、塾、マッサージなどのサービス業しか成立していませんでした。実に全国の商店街加盟店の32%が飲食関係。そこへコロナが直撃した関係で、街は壊滅状態になっています。街を支える商業は公共インフラと同じ。大きな意味でこれを支え、維持する施策を」とお願いしました。個人的には返済猶予の借入金の返済が始まる2年後に再び倒産・廃業が増えていくと予想しています。この対策は今のところリスケか固定資産税を始めとする税金の減免で資金的余裕を作るしかない気がしますが、日本商工会議所でもこの件に関しては議論が始まっているとのこと。とにかく不安しかありません。

会議所総会&叙勲祝賀式

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朝9時半からの常議員会に続き、コロナの関係で延び延びになっていた昨年春に叙勲、褒章したイトウフトンの伊藤さんと宮田屋の池本の受章祝賀式を開催。二人とも商業関係で勝川ですから、いつもと違う思いで眺めていました。特に伊藤さんは勝川小学校のPTA会長から始まり勝川駅周辺まちづくり協議会の会長、そして商工会議所の副会頭と跡を引き継がせて貰ている大先輩。最近は少し体調を崩されているようですが、いつまでも勝川のご意見番として指導いただかなければと思っています。また、宮田屋の池本は県の麺類組合の理事長を長年務めている関係の受賞ですが、この受賞を機に心入れ替え仕事に向き合うようになればと思っています。まだまだ、これからの人生の方が長く険しい道が続きますので。。

その後の通常総会では、冒頭今春ご逝去された奥村元副会頭のご冥福とともに、10年前の東日本大震災で犠牲になられた方への黙祷を。。思えば勝川の開発がすべて終了した式典とイベントを開催するためまちづくり協議会の役員会を開催した直後、震災が発生。慌てて帰宅しテレビをつけると東北地方を中心にM8.6の大震災が発生したニュースが飛び込んできました。その後の津波には声も出なかったことを覚えています。あれから10年。長かったのか短かったのか何度となく被災地に足を運び、徐々に復興していく姿を見させてもらいましたが、今回のコロナ渦も含めて「いつどこでどんな災害に見舞われるか分かりません。緊張感をもってことに当たりたい」と、開会の言葉で述べさせていただきました。

青年部総会&5年ぶりの卒業式

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青年部の3月度定例総会です。今日は伊藤市長も来賓として出席。市長に続き挨拶をさせてもらいました。青年部も今や150名を超える会員を擁す大きな組織になりましたが、日本商工会議所からの通達で女性会とともに商工会議所の定款に定めることになりました。それでは今までどういう位置づけだったかというと、会議所には中小企業相談所があり、その業務の一環として若手経営者の育成という名目で運営されてきました。まあ、何が変わる訳でもありませんが、これで会議所の組織の一つとして認められたことになります。

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総会後開催された定例会は、5年前周囲の反対を押し切って定年が50歳まで延長されていましたので5年ぶりの卒業式です。もちろん一緒に青年部の活動をした仲間はいませんが、それでもTANEYA、ままま勝川で一緒に汗をかいた河合を始め、何人かは青年部以外の事業で活動していますので、今更ながらですが「まだ現役だったの?」という思いの方が強い気がします。5年間の延長で何がプラスになったのか一度聞いてみたいとは思いましたが、相変わらずグダグダの運営(笑)で岡部さんと一緒に途中退席。OBはいくつになっても我儘なOBです。

観光コン協・正副会長会

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2月度の正副会長会議。リモート会議が続いていますが、今日はリアルな会議です。リモート会議も随分慣れてきましたが、リアルな話はリアルに会って話をする方が理解度が高まるような気がします。

さて、コロナ渦で様々なイベントが制約を受けていますが、3月末の全国高等学校剣道選抜大会も、無観客、参加チームに人数制限が掛けての開催が決定したようです。スポーツ関係はオリパラの関係か、こういった方法での開催実績を積み上げていくんでしょうね。あと、3月18~20日の3日間、春日井駅の自由通路で「えきなかスイーツSTAND」を開催、市内の和洋菓子4店程度の参加です。また、協会のホームページが写真の様にほぼ完成したようです。今回は移住定住促進と経済振興補助金でリニューアルを行いますが、移住定住と経済振興は担当の課が違いますので、個所付けの補助金で全体を賄う構図になっているとのこと。出元は同じ春日井市なんですがね。まあ、まだまだ自立への道は遠いと言わざるを得ませんので仕方ありません。

さて、昨年から取り組んでいるシティプロモーションですが、NPOあいちかすがいっ子にネット・プロモーター・スコアを測定する業務を委託しています。これは街の熱量を測る調査で、我が事として地域のことにどれだけ関心があるのかを指標にするものです。春日井市に同課が作られて約2年になりますが、確かにYoutubuを始めSNSでの発信量は増えていますが、内容は単なる紹介とPRでこれでは意識の深化にはつながりません。今回のネット・プロモーター・スコアは、いくつかの項目について定期的に聞くことで、市民の真剣(マジ)度を測る業務です。例えば、タバコ吸い殻のポイ捨て問題でも、自分の家の庭に捨てる人はいませんが、駅周辺の路上は灰皿状態。ついては地域への愛着が深まれば、路上(街)に捨てる人も減ってくるのではないか、ゴミを見て市に苦情を言うまえに自分で掃除する人を増やそうという試みです。春日井市は戦後人口が急増し、さらに移住定住で人口増を目的に施策が行われていますが、上辺の人口を増やすと、市への苦情が増え負荷がドンドン増加してきます。移住定住に並行して取り組むべきだと考え進めていきます。

SDGsって?

先日の商工会議所の常議員会で、中部大学のH准教授からSDGS広域プラットホームについての情報提供がありました。H准教授はESDの活動時から旧知の仲で、久しぶりに顔を合わせましたが、一昨年2月中部大学内に中部SDGS推進センターが設立され中部ESD拠点に続きこのテーマに取り組んでいるようです。

さて、国連が提唱するSDGSですが、ご存じのように17のゴールに169のターゲットと232の指標が定められています。基本は「環境・社会・経済の調和のとれた持続可能な仕組みを作っていこう」という内容で理解していますが、Developmentを「開発」と訳していますので、特に地球環境Co2の排出規制等々、環境(自然を守る)か開発(経済を優先)かの二者択一のような理解をしておられる人が多いような気がします。私も当初はそう理解していました。しかし、このDevelopmentを「発展」と訳すと、何やら「金」の匂いがプンプンしてくると感じるのは私だけでしょうか。かつてISOがそうであったように国際基準を認証(審査登録)しなければ、企業活動から外され取り残されていく仕組みと同じ仕組みなのかもしれません。もちろんSDGSは認証制度ではありませんが、昔から「みんなが反論できないことを言うやつには気を付けろ」という教えられています。環境問題に異を唱えれば反逆児扱い。もちろん深い理解や知識があっていう訳ではありませんので、今後の動きに注視しながら、もう少し勉強して考えてみたいとは思っています。

 

 

まちづくりはジグソーパネル

今日はまちづくり会社の2月取締役会を開催。今回の改修工事に掛った費用一覧や工事区分等々の報告書を作成し説明してきました。思えば、スーパーが撤退して約1年4か月、将にジグソーパネルを組み立てるように一つ一つのピースを探しながら一枚の絵にしていく作業の連続でした。しかも、このジグソーパネルは平面ではなく、ある場所は立体的に、またある場所は、時間軸も加わり複層的に。また、時には仲間に助けられたり、助言を得たり、反面、味方と思っていたら背後から打たれたりと「三歩進んで二歩さがる」手探り状態。コロナ渦も加わり、何か月も足踏み状態が続くと思えば、僅か数日でいくつかのピースがはまる日もあったりと、自分の人生でも滅多にない経験をさせてもらいました。
また、一個一個のピースも東証一部の上場企業から法人の支店や個人商店、はたまた起業家まで「大きさ」も「形」も千差万別。まあ、TANEYA以降、種を撒いても芽が出ず枯れた店、大きな木だと思っていたら根元がダメになっていたケースなど、自分の力不足を痛感した場面も数多くありましたが、長い目で見れば、大きな花が咲き植木鉢を植え替えたケースや小粒でもきらりと光る店もあるなど大きな喜びも体験しました。結果はどうあれ、一店一店、自分ながら精一杯の思いを込めながら時には寄り添い、励まし、援助しつつここまで来られたことは「感謝」の一言で後悔はありません。

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この勝川は先人の思いを引き継ぎ「行政や人に頼るな、自前の事業(自分たちの金)でまちを守り育てろ」という基本は外さなかったつもりです。これからはこの経験を生かしてと言いたいところですが、正直今は疲労困憊。まだ、3月の決算に向けて会計士さんとの協議や、少し複雑になった座組を整理する作業も残っています。当分の間は、撒いた種が芽を出しまっすぐ育つよう水遣りに徹しようとも考えています。