かちがわ通信

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生涯現役?挙句の果てのピンピンコロリ

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先月の末、7月に生まれた内孫がコロナ疎開からやっと帰ってきました。初の男の子ですので順調に跡を継いでくれれば六代目になります。まあ、こんなご時世ですから事業承継するのが良いのか悪いのか分かりませんが、少なくとも選択肢が残されていることが重要なのかもしれません。弊店は今年で創業120年目になります。私が4代目ですから、平均すると一代が約30年、仮にこの子が前線に出るとしたら2050年ごろになります。車が空を飛んでいるのか、無人運転の車が走り回っているのか。AI、ICTなんて言葉も死語になっているかもしれません。また「癌」を始めいくつかの病気も克服され、そう簡単には「死ねない社会」になっているのかもしれません。

https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/2050_keizai/pdf/001_04_00.pdf

さて、経産省から2050年までの経済社会の構造変化と政策課題というレポートが出ています。約一億人まで人口減少。高齢者人口増は落ち着くものの、現役世代の減少傾向が続くようです。人生100歳時代とは書いてありますが、今の施策は「生涯現役・生きがい」の美辞麗句の掛け声ですが、要するに「高齢になっても働け!」そして「ピンピンコロリを目指せ!」ですからw。本来は自らの現役時代のストックで、こころ豊かな老後を過ごせるのがベスト。世代間で支えあう社会保障制度はもう限界ですし、過去の厚生年金事業の失敗の責任を誰も取らない仕組みも問題です。まあ、この国は公務員が公務員に都合の良いような仕組みを作っているのが明治以来の伝統なので、出来ることなら自分の身は自分でが基本なんでしょう。