かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

まちづくりはジグソーパネル

今日はまちづくり会社の2月取締役会を開催。今回の改修工事に掛った費用一覧や工事区分等々の報告書を作成し説明してきました。思えば、スーパーが撤退して約1年4か月、将にジグソーパネルを組み立てるように一つ一つのピースを探しながら一枚の絵にしていく作業の連続でした。しかも、このジグソーパネルは平面ではなく、ある場所は立体的に、またある場所は、時間軸も加わり複層的に。また、時には仲間に助けられたり、助言を得たり、反面、味方と思っていたら背後から打たれたりと「三歩進んで二歩さがる」手探り状態。コロナ渦も加わり、何か月も足踏み状態が続くと思えば、僅か数日でいくつかのピースがはまる日もあったりと、自分の人生でも滅多にない経験をさせてもらいました。
また、一個一個のピースも東証一部の上場企業から法人の支店や個人商店、はたまた起業家まで「大きさ」も「形」も千差万別。まあ、TANEYA以降、種を撒いても芽が出ず枯れた店、大きな木だと思っていたら根元がダメになっていたケースなど、自分の力不足を痛感した場面も数多くありましたが、長い目で見れば、大きな花が咲き植木鉢を植え替えたケースや小粒でもきらりと光る店もあるなど大きな喜びも体験しました。結果はどうあれ、一店一店、自分ながら精一杯の思いを込めながら時には寄り添い、励まし、援助しつつここまで来られたことは「感謝」の一言で後悔はありません。

f:id:t-mizuno:20210216232413p:plain

この勝川は先人の思いを引き継ぎ「行政や人に頼るな、自前の事業(自分たちの金)でまちを守り育てろ」という基本は外さなかったつもりです。これからはこの経験を生かしてと言いたいところですが、正直今は疲労困憊。まだ、3月の決算に向けて会計士さんとの協議や、少し複雑になった座組を整理する作業も残っています。当分の間は、撒いた種が芽を出しまっすぐ育つよう水遣りに徹しようとも考えています。