かちがわ通信

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ゼレンスキー大統領国会演説

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ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説されるというニュースを聞き、生中継の映像を見ていました。淡々と窮状を訴えつつ日本に期待する部分を話されましたが、予想以上に日本の立場を理解し、イギリスやアメリカ、フランスの議会で話された内容とは違う印象でした。在日大使館が原案を作ったのかもしれませんが、将に、今侵略(ロシア側の説明は違いますが)されている国の大統領が、メディアを使って他国に訴えるという情報戦はビックリしますね。我々(平和ボケの)日本人には実感がありませんが、世界各地では、常に、民族、宗教、領土をめぐる紛争が起こっています。ドローンで空爆とか情報戦等々新しい戦争スタイル(紛争)を実感しますし、これだけ国連が機能しない部分も心配ですね。大統領も新たな枠組みという表現を使われましたが、日本の役割が、今後の世界の仕組みづくりの中で機能するか正念場です。

もう一つ気になったのは、第一次世界大戦後、日本が中国大陸に攻め込んだ満州事変です。なんとなく構図が似ていませんか? 満州の権益(資源)を目当てに攻め込み、柳条湖事件ウクライナ人による弾圧行為)をでっちあげた一連の侵略行為です。その後、ご存じのように日本は日中戦争から第二次世界大戦へと進んでいきますが、今回のウクライナ侵攻(戦争)も同じ道を辿るとするなら第三次世界大戦の可能性もあるかもしれません。「核」はバランスを取りつつ保有国同士を牽制していた役割を失い、狂気の場面が来るのかもしれません。満州事変、世界で唯一の原爆被爆国という教訓を生かせないでしょうかネ。その辺りに日本の果たすべき役割があるような気がします。一日も早く和平交渉が始まり終息に向かう事を願わずにはおれません。