かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

多治見DMOスタート

多治見市観光協会と多治見まちづくり株式会社、株式会社華柳が新たに一般社団法人多治見DMOとして経営統合しリスタートするリスタートする記念イベントに多治見産業文化センター行ってきました。

多治見DMO – まちの話題を作り出す!

冒頭ご挨拶される古川多治見市長です。「多治見市は永保寺はじめ国宝2か所、人間国宝も4人いる本物の街」との話から、始まる前選挙のお礼もあってご挨拶させていただきましたが「今日は春日井から観光分野の幹部の方がお見えになっていますが、春日井、名古屋、小牧、瀬戸など周辺の市町からどんどん来ていただけるように」といつもの古川節です(笑)

その後、多治見DMOの松島新理事長のご挨拶に続き、COOを務める小口君からこれからの取り組みについて説明があり会場に来ていたスタッフの紹介もありました。小口君は金沢の商業活性化センターを経て平成21年より家族ともども多治見に引っ越され、全国タウンマネージャー協会の副会長を務められている逸材です。

記念講演は香川県高松市仏生山でまちづくりに携わる岡昇平さんです。岡さんは父親が採掘された温泉を仏生山温泉として開業。その後この施設を核に周辺に店舗のデザインを通じてまちづくりをされている方です。高松と言えば丸亀商店街が全国的に有名ですが「地元の店舗が活かされていない」と組織も作らず補助金も当てにしない自然体なまちづくりを心掛けているそうです。まちを旅館に見立てた「まちづくり旅館」の話は本当に面白く、勝川で我々が目指す方向性と合致し大変参考になりました。まちの主役は誰かをキチンと理解し、小さなことを積み上げることは本当に重要な視点です。

講演後の質問時間に「町が活性化されてくると、それに目を付けたチェーン店や質の悪い店舗の出店に対して」聞いてみましたが、「その辺りが悩みです」と言っておられました。やはりまちづくりは不動産をコントロールする方法を考えないと思うような町はできないのかもしれません。そういう意味では故松浦さんが言っていた「自分たちの街に投資しろ」は大正解でした。