かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

改正雇用保険法が施行されますが

3月も残すところあと一日。焦りまっくても中々仕事がはかどらず、更に焦るという悪循環。そういえば昔から最終日にならないとエンジンがかからない性格だったのを思い出しています。土壇場の魔術師?とも言われていました。しかし、ここ数年は「段取りの○○」とも呼ばれ、並行していくつかの作業も出来てはいましたが、歳のせいか根気がなくなっているんでしょうね。根を詰めると、目もかすんできますし・・・・
さて、明日31日、改正雇用保険法が一日前倒しで施行されます。一日早めることで2万人以上の失業者を救済できるとしていますが、特に今回は非正規労働者派遣社員セーフティネットとしての役割が期待されているようです。
今、社会問題になっている、派遣会社をトンネルにしたいわゆる偽装派遣の問題は、明らかに親会社の責任だと感じ、この人たちこそ救われるべきだと思っていますが、この「派遣切り」の話が出るたびに、以前「何故派遣社員で」という問いに「社員ほど責任は無いし、いつでも辞めれるから」と気楽に答えていた人の姿が目に浮かびます。実際私の周りにも、仕事と海外旅行を繰り返していた人も沢山いました。
遡って考えれば、政府が派遣法を制定した時の主旨が、通訳など専門職を対象にされていたのが、いつも間にか単純労働も対象になり、企業は、労使関係のない派遣社員を導入していったという経緯があります。自戒の念をこめて言えば、私も本店を開店する7年前、数年間ですが、派遣会社に接客をお願いしていた時期がありました。人件費を変動費にするためです。給与も年功序列から、能力給に代わり、年棒制での契約社員も出てきました。それはそれで当時は合理的な考え方だったとは思いますが「どうも日本の社会には合わない事」や「会社への忠誠心や仕事への責任のなさ」に嫌気がさし契約を解消しました。
今となっては遅きに失していますが、この派遣労働という形態を根本的に改めないと、どんなにセーフティネットを拡充しても良くはならないと思っています。30年かけて悪化していったものは、回復させるのに30年かかります。
教育でも同じですが、ゆとり教育への考え違いが、今の価値観を作っているとすれば、1日も早く本当の意味の「ゆとり教育」を取り戻さないと大変な事になります。こんな時こそ政治の力が必要なんでしょうが、どうも期待は出来そうもありませんね。さあ、どうしますか・・
また、目がかすんできました(笑)