かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

悪貨は良貨を駆逐する

今日17日で、参加店の一次募集が終了します。どこまで数字が伸びたか心配ですが、昨日のNHKの放送を見たお客様が「この店では使えるの」と言われた方がみえました。このように徐々に浸透していくんでしょうが、商店街でも組合で参加費の負担をし、全店登録するよう理事会で決めたのですが、どこで説明を間違えたのか30店ほどの登録に終わっているようです。実際、商品券が発売され、お客様が持ち込むようになって気がつくのかもしれませんが、まだまだPRが行き届いていないのかもしれません。
以前と違って余裕がないのか、共同で行う事業が難しくなっています。商売を諦めたわけでもないんでしょうが、どんどん「我利」に偏り、またこういう風潮がはびこっていくと「街」として「商店街」として機能しなくなるのは残念ながらそう遠いことではないかもしれません。「悪貨は良貨を駆逐する」と言う経済用語があります。経済的な意味とは違う一般的な意味としての「質」が悪くなっていきます。これに歯止めをかけるための労力は大変です。
さて、今日になってイチローが張本の記録を抜き、3086本の日本記録を達成したと報道されています。面白かったのは、日本一になった感想を聞かれたイチローが「張本さんが見ていた景色がどんなものか。頂に登ったときの景色がどんなものか感じてみたかった。あのヒットでそこに登ってみると、すごく晴れやかな感じでいい景色だった。」と答えていたこと。何事も裾野しか見えていない凡人にはない発想ですね。彼ぐらい影響力があれば反対に「良貨は悪貨を駆逐する」になるんでしょうが。なかなかそうは行きません。