かちがわ通信

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苦情も殺到しているようです

今朝の新聞各紙に「商品券完売」のニュースが載っています。昨日のブログで「2時間で完売」と書きましたが、どうやら味美方面の金融機関では1時過ぎまで残っていたようで、最終的には「4時間ほどで完売」が正解だったようです。どちらにしても人気のほどが伺えますが、完売直後から、会議所や商連には「追加発行はあるのか」という問い合わせや、買えなかった人からでしょうが「苦情」の電話が殺到しているようです。昨日も並ばれていた主婦の方から「一人10万円は多すぎる」という声も聞かれていましたが、それではということで、その方に「何冊買われますか」と聞いてみると「そりゃ~10冊よ」という返答です。

間違っていただくと困るのは、今回の商品券事業は、生活支援ではなく「商業の活性化」「景気の刺激」を目的に発行されています。行政の担当課は経済振興課で生活課ではありません。生活支援であれば一人2~3冊が良かったのでしょうが、それではすべて食品や日用品などの生活費に回ってしまい景気の刺激策にはなりません。一人10万円とする事で、家族4人なら40万円となりますので、家電など大型消費につながり景気の底上げになると考えました。事実この大型消費の方がメリットを感じることが出来ると思っています。例えば10万程度の薄型テレビを買えば1万円のプレミアムがついていますので、この分が飲食や他の消費に回るという考え方です。もちろん売る方もアイデア次第だと思っていますが、買われる方も、どこで使えばさらにメリットがあるのか考えられるでしょう。これが全体を押し上げると言う効果になってきます。昨日も商店街で商品券が使われたかどうか聞いてみましたが、N時計店では「5冊5万円分で買って行かれた」そうです。他にも500円券ですが、何枚か使われているようです、私のところでも何枚か持ち込まれていました。

さて、昨日一番最初に完売した金融機関は、東濃信金の鷹来支店だそうです。僅か25分だったそうですが、ふと思ったのは小牧の桃花台に一番近い金融機関と言う事。恐らく桃花台の住民もかなり買われたと考えられますが、逆に一番遅かったのは、先程も書きましたが、味美方面の三つの金融機関です。味美地区は名鉄小牧線の沿線で、名古屋への依存度が比較的高いのかもしれません。この商品券の売れ具合も見ても何となく消費動向が見て取れ興味深かったです。次回があるかどうかはわかりませんが、今後の参考にしていきます。