先週、勝川にお越しいただいた甲冑師の小川先生が複製した、徳川家康の「勝川具足」が、県営名古屋空港のロビーに展示してあるということで、早速見に行ってきました。本物は久能山の東照宮博物館にあるそうですが、小牧長久手の戦いを意識され、秀吉のものと並べて展示されています。秀吉のものと比べると質素で、全身が黒く塗られ迫力があります。話には何度も聞いていましたが、実際、目にすると感慨深いものも感じ、久能山にある本物を見てみたくなりました。
その後、犬山城の近くの犬山北小学校で、甲冑教室が開かれていると聞いていましたので、こちらも伺ってきました。１０人程の愛好家の皆さんが、自分達の思いで甲冑の製作をされていましたが、３年くらい通うと一通りの甲冑が出来るようになるそうです。細かい時代考証にこだわる人や、とりあえず自分の甲冑を作りたい人など、技量や思いはそれぞれですが、それでも皆さん熱心に取り組んでおられます。また、行く途中、今年の三月に電柱の地中化が完成した「本町通り」を通りましたが、お城に続く街並みも風情があっていい感じになっています。今度はここだけを目的にゆっくりと訪れたいと思っています。
