かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

それでも街は動き続ける

勝川地区の再開発事業で作った建物を管理する地権者法人株式会社まちづくり勝川の取締役会並びに通常総会に出席。とは言っても、役員は4名、総会も委任状がほとんどなので全部で6名の出席です。一年を通して決算が組めるのは今回が初めてですが、若干の課題も見え隠れし「もう少し様子を見ないと」といったところでしょうか。不況の影響もあるんでしょうが、兎に角空いているスペースを早く埋める努力をしていきます。
また、出席者の中では、私が一番若く、各人に勝川駅前に資産を持っていた人ばかりなので、町への愛着も人一倍、つい昔話に花が咲きます。昭和34年の伊勢湾台風の時の苦労話や、中には、春日井市で初めての月極め駐車場を経営した話も出て興味深いことばかりです。本当はこういった話を何かの形で記録しておくと良いのですが・・

今朝も、この会社の出資者で、過去から現在まで大変お世話になっている方が、87歳でお亡くなりになったと連絡が入りました。昔を知る人が亡くなっていくのは本当に寂しい限りですが、特にこの方は、過去の色んな思いを、折につけ私に話され、私も聞き役に徹して今日までお付き合いをさせていただきました。先日お見舞いに伺ったときは、まだまだしっかりとして居られ、ベットの上で30分以上話をされていました。まさかこんなに早く逝かれるとは思ってもみませんでしたので、本当に残念でなりません。心からご冥福をお祈りします。

最近特に思うんですが「それでも街は動き続ける」という事。何があってもまちづくりに「終わり」はありませんので、持続可能な仕組みを作ることが大切なんです。まさにユビキタス社会の構築が勝川の街にも必要です。もちろん弘法市を始め、商店街としては色んな取り組みをしていきますが、まちづくりには”憲法”が必要、平たく言えばビジョン、綱領、指針なんでしょうが、どの場面にも誰にも適用するような勝川憲章をそろそろ作ることが必要かもしれません。とにかく話し合い、どんな街にしていくのか真剣に考える事こそ我々の役目だと思っています。