かちがわ通信

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政権交代

自民党は緊急雇用対策をしなくてはならないほどの惨敗ぶりです。選挙前から民主の風が吹き荒れていましたが、これほどまでとは・・はっきり言って「勝ちすぎ」ですね。あまりの勝ちぶりに困惑顔を浮かべながら「利権にまみれた古い政治からの脱却。官僚主権の政治から国民主導に」と鳩山さんが勝利宣言をしていました。

人物本位で選べばこんな結果にはならないのでしょうが、前回の郵政選挙に続き、風に弱い日本人の国民性が出てしまいました。特に最近は、無党派層という極めて「曖昧」で「風見鶏的」な発想をする人が多くなったことから、さまざまな場面で戸惑う事が多くあります。「2割賛成、2割反対、後の6割無関心」略して2-2-6とも言いますが、この6割を取りこんだ方が主導権を握ることになります。まさに今回も、この6割を取りこんだ民主党の圧勝だった訳ですが、背景にはマスコミの論調にも多く左右されることもあるんでしょうね。特に失言に関する”上げ足とり”は、鼻白む場面もありました。随分前に、某政党の幹部(国会対策委員長)の人に聞いたことがありますが、与党とマスコミのオーナーとの懇談会が定期的に開催されているそうですが、この会合の料理やワインの銘柄まで、某Y新聞社のNオーナーが決めていたそうです。将にマスコミ主導の日本型政治と言えるかもしれません。

さて、もともと民主の強い愛知でも小選挙区は全勝。我が愛知6区でも、前犬山市長の石田さんが、16万7千票余りを獲得して当選しました。春日井市では有効投票の58%、小牧市で同64%、犬山市でも同57%に当たります。また、前職の丹羽さんは、春日井で同36%、小牧市で同30%、犬山市では同38%の合計10万2千票に終わりました。前回の初当選の時が約13万票でしたので、3万票余り減らした事になりますが、この愛知6区での自民党基礎票(県議、市議が持っている票)は9万票とも言われていますので、落選はしましたが、まずまずの得票数だと思っています。自民党保守系)の県会議員、市会議員さんの努力の賜物です。
一方の石田さんは平成19年の知事選の得票数が59、293(春日井市)。投票率の差を換算すると、82,417票になりますので、春日井市に限れば1万3千票の上積みです。こう言った数字を積み上げていけば、確かに風は吹いたかもしれませんが、愛知6区の結果は順当だったかも知れません。前にも書きましたが、ご両人とも高校の先輩、後輩になります。どちらが勝っても負けてもスッキリしないのは仕方がありませんが、石田さんとは「勝川商店街で農商連携をしよう」と話をしていますし、丹羽さんには「あきんど議連」を通じて、商店街の活性化についての議論を今後も続けていきます。今回はマニュフェスト選挙とも言われましたが、地元から見れば顔が見える先生との連携が重要です。

民主党の公約が守られるのか」また「自民党の復活はあるのか」「政権交代しても自民、公明が多数を占める地方議会とのねじれをどうするのか」等々、今後の動向にも注目が集まりますが、良きにつけ悪しきにつけ「何かが変わる」そんな予感がする朝でした。