かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

鳩山内閣発足

今朝の特別国会によって、いよいよ民主党鳩山首相が誕生。直ちに新閣僚が発表され社民、国民新党との連立内閣が発足しました。野党第一党過半数を獲得し政権交代したのは戦後初、非自民政権の発足は細川内閣以来16年ぶりになるようです。この意味では将に歴史的な一日となりましたが「歴史を変えるという事はワクワクする喜び」と表現し、さらに「歴史を作らなければならない大変重い責任と両方が交錯している。これからが勝負」と言っているように高揚感と重圧感を感じさせる心境が感じられます。

さて、選挙中から言われていた事ですが、連立政権を実現するために民主党が譲歩した外交安全保障の問題。さらに閣内に社民党の福島党首を入閣させた事で、ここでの調整をどうとるのか、また新型インフルエンザの対策をする厚労大臣には、年金問題では定評がある長妻氏が就任するようですが、他の分野での実力は未知数など微妙な問題も取りざたされています。

個人的には、景気対策が最大関心事ですが、待ったなしの局面で、どこまで実力が発揮できるか心配です。ロイターのアンケーでも民主党政権で景気が悪くなると答えているのは半数に上っています。”子ども手当”の支給が目玉になっていましたが、配偶者控除や扶養控除がなくなる事も公約されていますが、子どものいない世帯にはかなりの増税になることが予想されています。消費税率のアップも、その内話題になってくるでしょう。景気の底入れの話も出ていますが、何といっても個人消費がカギになってきますが、この個人消費は国民のマインドが大きく左右します。「雇用なき回復」とも言われているように、果たして、どこまで雇用が確保できるのか、また、以前にも書きましたが、最低賃金千円の問題、高速道路無料化での弊害など、机上の理論がどこまで実現されるのか本当に不安です。
さらに商店街の問題を考えれば、岡田外務大臣の後ろには、ご存じ”イオン”がいます。経済閣僚ではないものの、多分配慮するでしょうから「改正まちづくり三法」への影響もあるかもしれません。勿論、評価に値する施策もありますので、是々非々になるんでしょうが、将来の日本の為というのは理解できます。しかし、現実的に”今”が持たないんです。