かちがわ通信

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春日井にも覚せい剤の影が

今朝の雷雨は凄かったですね。知人の専門家によると、梅雨明け以来の猛暑をもたらした太平洋高気圧の勢力が依然強く、北からの高気圧とがっぷり四つの状態のため、前線が動けなかったためだそうで、これほど秋に長時間雷が続くのは珍しいそうです。これも記録づくめの猛暑の影響なんでしょうか、今年の秋は短そうです。

さて、ライオンズクラブでは薬物乱用防止のキャンペーンを、市内の小中学校で毎年行っていますが、昨日の例会で、春日井警察の刑事部の課長代理さんから薬物の現状についての卓話がありました。
一口に薬物と言っても、大きく分けて、覚せい剤大麻、麻薬の三種類に分けられるそうですが、覚せい剤は、俗に「シャブ」「クスリ」「S(エス)」「スピード」と呼ばれるもので(酒井法子が逮捕されたのはこれ)、大麻マリファナと呼ばれるもので、大麻草を乾燥させ粉砕したものの煙を吸ったり、溶液を飲むようです。最後の麻薬は「ヘロイン」「コカイン」「LSD」、さらに今話題の「MDMA」などがありますが、前二つが、「けし」や「コカの木の葉」を原料にするのに対して、後ろ二つは化学合成で作られるとの事。特に「MDMA」は俗称「エクスタシー」とも呼ばれ、比較的安価ということもあり、ディスコやライブハウス等で、若者を中心に乱用されているとの事です。

昨年(平成21年)の、覚せい剤事犯の検挙状況は、全国で11,688人、この内暴力団構成員等は約半数の6,218人でいずれも昨年を上回っています。また、外国人の関係は、イラン人を中心に102人だそうです。また、愛知県は約7%の871人ですが、暴力団構成員等が多く572人を検挙。しかし、裏を返せば、全国で検挙される約半数は、一般市民ということになりますので、問題は深刻です。同様に大麻の関係も約3千人が検挙され、過去最高だったそうです

さて、こういった薬物は、殆どの人にとってみればテレビやドラマの中の出来事ですが、ビックリしたのは春日井市でも、昨年1年間で、覚せい剤事犯で27人、大麻事犯で2人、麻薬で1人の合計30人が検挙されているそうです。この内半数の15人が春日井市在住、また、男女別では、男性が20人(平均年齢34歳)女性が10人(平均年齢23,6歳)で内3人が少女だったそうです。主な事件は、昨年の5月、錯乱状態で車を運転し、19号を逆走、高校の敷地内に進入し逮捕、また、8月には17歳の家出少女が、覚せい剤の使用と所持で逮捕。今年になっても、インター近くのホテルで5月頃あったそうですが、兎に角、錯乱状態になると少人数では手に負えず、7~8人で取り押さえたそうですが、確実に、我々の身の回りに薬物乱用者が潜んでいる事実には、恐ろしくなります。

子供たちに、安易な興味を絶対持たせない教育が必要です。