かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

勝川馬之塔(おまんとう)

今日は勝川天神社の秋祭り「馬之塔」が開催され大勢の人で賑わいました。
この馬之塔は、標具(ダシ)と呼ばれる札や御幣を立て、豪華な馬具で飾った馬を社寺へ奉献するもので、尾張三河地方に古くから伝わる祭礼ですが、勝川では、昭和36年の伊勢湾台風で途絶えていたのを、勝川区の役員を中心に、平成元年、勝川馬之塔の会を設立、復活されました。

馬之塔A元々、五穀豊穣、降雨祈願など、農耕色が強いお祭りですが、最近では、住民の安全等を祈願して行われ、春日井市内でも、小木田や篠木でも伝わっていますが、馬に腹帯をし馬道具で盛装し、背中を馬林で飾るところはなく、軽トラックの荷台に馬林を積んで行われているようです。馬から後方へは長い綱(跡網)をひいて若い衆が後に続きます。その行装は華美を尽くし風流であったという謂われのためか、女物の襦袢をはおり化粧をしますが、詳しい理由は不明です。
勝川では、西、中、東と三頭の馬が、手分けして町内を練り歩き
ますが、最後に商店街で合流する頃が一番のハイライト、観客も多く盛り上がります。馬林は終了すると一本ずつ氏子に配られますが、こういった古くからの風習を維持するには、役員さんたちの並々ならぬ努力と暇在の賜物。感謝の一言です。