落合監督のコメントです。結果から見ればそういう事なんでしょうが、今回のシリーズは、犯人が見当たらないほど、全員がよく頑張ったシリーズだったと思います。多分、選手は今日一日疲れ切って休んでいたのではないでしょうか。本当にお疲れ様でした。
さて、シリーズ全体を見ると、よく頑張ったと言えるんでしょうが、場面場面では、あと一本のヒットや失投もありました。ここが「何かが足らない」と言わしめた理由なんでしょうが、昨日の試合では、延長１１回裏、井端がヒットで出塁、浅尾が送って荒木の場面。フルカウントから外角低めのスライダーを振って空振り三振。見送れば、四球でラッキーボーイの大島だっただけにここがポイントでした。また、６戦目で勝てなかったのも悔やまれます。特に延長に入ってからはチャンスの連続で、逆にロッテにミスが出ていましたので、流れから行っても完全に中日の勝ち試合でした。
シリーズ全般の落合監督の采配も、流石と思わせる場面が随所に見られ、全ての面で中日の方が、少し上だったとは思いますが、何となく、勝ち切れなかったという印象が拭えません。何が足らなかったのか、解りませんが、むしろ私は先発投手かもしれないと思っています。吉見、チェンの両輪は、どちらが先でも良いと思っていましたし、チェンの回復力を考えればこの順番で良かったのではと思っています。
しかし、チェン以外の先発が、いずれも早い回で撃ち込まれたのが誤算と言えば誤算。３戦目は山井より山本昌だと思っていましたが、何となくこの順番に、勝負のあやがあったような気がしてなりません。まあ、これも結果論かもしれませんがね。
中日ファンにとっては本当に「疲れた」シリーズでした。長年、見ていますが、こんなに、翌日に疲れが残る試合は初めてです。暫くはファンにとっても休養が必要ですが、指をくわえて見ていた他球団のファンを考えれば、至極の７試合でした。
