かちがわ通信

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とりいまつなぐカンパニーの説明会について

昨夜薬を飲み早めに寝たせいか、何とか復活。昼の仕事を終え再び吹上に行ってきましたが、今日は最終日のため、会社関係を中心に大勢の入場者があったようです。4時半の終了を待って入場の集計、3日間合計で何とか1万人を超えましたが、出展者への手前、余り少ないと来年以降に影響しますのでやれやれです。展示品の片付けを見ながら6時前に撤収してきました。

さて、昨夜のとりいまつなぐカンパニーの説明会ですが、以前、新聞報道で補助金額だけが報道されてしまい、さらには、いきなり市役所横でのマルシェを実施したため、地元に充分な説明がされなかったとのことで、昨夜の説明会になったようです。最初に、市から、今回の補助金が厚生省のふるさと雇用再生特別基金事業を財源とする地域経済連携活性化事業であることの説明があり、その後カンパニーから、会社のあらまし等について話をされましたが、我々を除く地元の出席者は、30名ほどでしょうか、まちづくり連絡協議会との関係について質問があった程度で、じっくり話を聞かれていました。

鳥居松地区は、市役所のお膝元で、かつては、アーケードやカラー舗装も実施され市の中心市街地としての様相を呈していましたが、昭和40年代から徐々に衰退がはじまり、最近では所謂シャッター商店街とも揶揄される状況になっています。これを打破するために、今年になって若者、よそ者が中心になりカンパニー(合同会社)が設立されました。ただ今回話を伺って、3つの点で不安を感じました。一つには、今回の補助金の目的(雇用対策)がカンパニーの目的(地域の活性化)と合致していない点。2つ目には市街地再生の仕組みが見えていない点。3つ目はコンパニーが目指すコミュニティー事業の収益性です。行政からの支援は、地元次第と部長から説明があり、まだまだ模索が続くと思われますが、再生の仕組みは、どんな街にするのかしたいのか、もっと言えば何もしないのかを含めてもっと議論が必要だと思っています。また、カンパニーの事業は、この会社は、再生のあくまで方法論ですので、どうも収益性は難しそうな気がします。実際、ipohonに乗せる春日井アプリや宅配事業を進めていくと街へ人が来なくなり、また、事業を広げれば広げる程、地域から離れる事になり、地区の活性化に繋がるのか大変心配です。説明会の終了後、若手のメンバーと少し話をしましたが、全体の印象としてもっと戦略を練らないと進まないのではと伝えておきました。秘策は、いずれまた話をする事になると思いますが、折角出かけた”やる気の芽”を、地元が摘んでは元も子もありませんから、是非頑張ってもらいたいと思っています。