かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

昨日の弘法市は

ジャパンカップ第三回大道芸ジャパンカップIN勝川弘法市を開催。全国から11組の大道芸人さんが日頃の腕前を競いました。朝から暖かな好天気にも恵まれ、多くの人でにぎわいましたが、優勝したクス田クス博さんは、第2回に続き連続出場、しかし、一年間で随分と腕を磨かれ素晴らしい演技だったと審査委員長の野尻さんも絶賛。うれしい初優勝となりました。

さて、この弘法市も8年目に入り、ほとんどPRをしなくても沢山の人に集まっていただけるイベントに成長してきました。我々組合員の役割は、ほとんど分担化していて、毎回のイベント内容を考え、一時間程度の前日準備をするだけで(反面、事務局は、出店の申し込みや場所割等々、当日の仕事の他にも大きな仕事を抱える事になりますが)、少なくとも大きな問題を抱えることなく毎月開催する事が出来ます。
ある意味8年間続けてきた事でこういう状況が生まれたとも言えますが、そもそもこの弘法市の始まりは、再開発事業の姿がまだまだ見えず、ハード先行のまちづくりに危機感を持った若手商業者が、野尻さんからの提案で、定光寺の研修センターに集まり、話合いを始めたのがきっかけでした。自分達の街をどう考え、将来どういう街にしたいのかというのが主な内容でしたが、夕方5時に集合、翌日の深夜まで延々と議論し、出た結論が「出会いふれあいの場」というキーワードです。その後、富山の大手門で開催されていたテント市を視察し「勝川でもやろう」ということになったのが、弘法市の始まりますが、当時を思えば、まだまだ熱く語れるパワーも人材も揃っていた勝川でした。

しかし、再開発事業の終了と共に安堵感なのか、商売に対する諦めなのか分かりませんが、特に今年に入ってから、色んな事業も提案するんですが「人出があるんだから弘法市だけやってれば良いのでは」など、全体的にまったりとした雰囲気に変わったきたのではと感じています。商店街は個店が繁盛することが前提。しかし、個店の努力では、及ばないところを繋がる事で達成しようと言うのが大原則で、弘法市の開催そのものが目的になってしまっては、同様のイベントが周辺で立ち上がれば、たちまち人が引いてくのは目に見えています。従って、弘法市そのものを次のステージに上げる工夫。更には、弘法市で勝川に来られるお客様を、如何に自店に取り込むのか・・・まだまだやるべき事、考える事は山の様にあると思うんですが、理解できる人だけで考えるほかないんでしょうか、自問自答です。