かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

困ったら現場を見ろ

今日は三連休の中日。今年は「安」「近」のGWとも言われていますが、そのせいか、震災直後の自粛ムードから、きちんと経済を回して復興支援という考え方も定着し、各地で色んなイベントも開催されているようです。また、お陰さまで、弊店も昨日今日と忙しくさせていただきました。
さて、政府の復興構想会議の座長を務める東大の御厨教授がNHKの取材に「災後」の、政治の役割や社会の変化について「戦後の高度成長型では、みんなが幸せになる開発が重視され、日本全国どこへいっても同じまちづくりがされてきた。しかし、この災後は個性豊かな開発がされるべきで、歴史的な転換点になると考え、帝国復興院の後藤新平の様な政治主導が必要」とも言っています。最近、特に論客と言われてきた人が何を言っているのか、注意して見ていますが、単に政府の批判を繰り返す人や、新しい価値観を模索する人、また、復興の道筋を語る人、其々ですが、殆どの人が被災地の人達の気持を考えず、ただ、大所高所から語る意見が殆どです。「困ったら現場を見ろ」私は今こそこの大原則に立ち、自然災害ではあるものの、一方では、恵みをもたらしてきた豊かな自然を前提に復興される事が必要だと感じています。日本政策投資銀行の参与の藻谷さんも「親潮が流れ北上山脈のブナ林が傷ついていない事を考えれば必ず復興する」と断言しています。何年掛るか分かりませんが、かつての豊かな人情あふれる東北が元気を取り戻す事にこころから期待しています。