かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

日本一の創造?

今日はライオンズクラブの例会、商連の代表者会と会合が続き、夜には、ホテルプラザで開催された商工会議所青年部主催の「春日井元気フォーラム~日本を創造しよう」に出席。今回は9月の例会も兼ねているようです。

内容は、青年会議所、中小企業同友会、商店街連合会等の市内団体と行政が一堂に会して団体間の問題意識を共有し、春日井のまちづくりを考えようというもの。120名ほどの会合ですが、流石に私より年上は数名しか見当たらず年齢を実感する会合でした。私はこの青年部のチャーターメンバーで5代目の会長を務めていますので、どうしても身内には辛口になるんですが、8~9名に分かれてのグループ討議で、まず「何故、日本一を創造する事を目指すのか」と話をさせてもらいました。この言葉の裏側には、春日井を「安全で暮らしやすく企業活動がし易い、市民が豊かさを実感できる豊かな街」にしたいという目的が隠されています。これはもう30年以上前に我々が現役だった時代にも同じ趣旨で「コア春日井運動」を提唱しましたが、30年以上経ってもコアが創造できず、解決しない問題なのかもしれません。逆にこういった運動や勉強の積み重ねがいっさい無かった事の裏返しかもしれませんが、そう言う意味では虚しさも同時に感じますが、あらためて若い人達が、自分の感性で自分達の街の事を考えるきっかけになればとも感じました。

春日井出身の役者に奥田瑛二さんがいます。彼は何処で聞かれても「愛知県春日井市出身」と話をするそうです。今日も「名古屋の隣と表現しなければ、解ってもらえない」という話も相変わらず聞こえてきましたが、郷土に誇りを持ち愛情を持っていれば、理解されなくても春日井市出身と言わなければ、いつまでたっても知名度は上がりません。ましてや、どんな日本一を創造しようが同じ事です。また、王子ネピア工場の事も話をしましたが、この工場は日本のティッシュの発祥の地、現在では日産100万個を作る、まさに日本一のティッシュ工場です。こういった我々さえ知らない日本一も沢山ありますので、まず自分達の街を知る事が本当は大切だと思っています。
今日集まったメンバーでも、私に直接「勝川の再開発」や「さぼてん事業」の事を聞きに来た人は、ひとりもいません。こういった勉強をしたうえで、夢を語る事は大切だと思いますが、まだまだ勉強不足ですね。多分青年部のメンバーでも、このブログを見ている人もいるようですので、是非、私の言っている意味を考えてみてください。