かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

復活への足掛かりの年に

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。昨年末から忙しさに加えて、思わぬ事態が続き仕事の合間を縫って処理、おまけに風邪をひいてしまい、散々な正月三が日でした。歳と共に体力が無くなってきたことを実感しています。

さて、昨年は言うまでもなく3.11東日本大震災を初め天変地異に振り回された一年でした。大震災では南三陸志津川の多くの仲間が、津波で被災し、また福島でも放射能による二次災害で、今なお苦しんでおられます。また、秋の豪雨では、青年部のT君の事務所が水没し自衛隊に救助されるという事態に見舞われました。複雑系では、こういった経済要因以外の要素を予測しますが、今回の様な災害状況を目の当たりにすると人間が如何に無力であるか、改めて思い知らされるとともに、地道な活動が一瞬のうちに「0」になる空しさも同時に感じます。しかし、被災地の仲間の「絶対負けない!」という強い意志に希望を感じることが出来一日も早い復興を祈らずにはおれません。

商店街に目を転ずれば、30年かけて培ってきた勝川のまちづくりも、いつもお世話になっている三橋先生の言葉を借りるまでもなく、自己中心、競争至上主義、弱肉強食的な面が強くなり崩壊過程にあるのではないかと思うほどです。今夏、高架下に出店するマックスバリュを見ても、今後は、このような草刈り場的発想の出店が増える事が予想され、結果として、街を支えるひと、組織が無くなる危険性も感じています。我々商店街は本来なら生活に一番近い存在であらねばならず、まちづくりの最大の貢献者足らなければならないと思っていますが、そうはなっていないのも現実です。しかし、私は、地域商業の健全な発展は、”まちづくり”に欠かせないと思っています。
この新しい2012年が、どんな年になるのか・・・少なくとも、復活への足掛かりが見つけられる年になればと願わずにはおれません。