かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

春日井駅の改築について

ここ、数日割と暖かかっただけに今日の寒さは堪えましたね。一気に真冬に逆戻りです。
さて、今日の中日新聞近郊版に春日井駅の改築の話が出ていました。市は地域住民との懇話会や地元住民や駅利用者、市のHPの閲覧者へのアンケートを実施し、意見を集約し検討材料にしたそうですが、記者は、懇話会やアンケートが報道発表もないままひっそりと実施されていたことを問題だとし、全国の事例を引き合いに出し、より多くの市民に取り組みをPRして駅前再生の道を模索するよう提言しています。
今回の駅舎の改築に対し、市がどれほどの危機感を持って臨んでいるのかわかりませんが、確かに以前のように、ランニングコストばかり嵩む箱ものを作る時代は終わっています。当然ですが、そこから得られる収益性も大切な要素ですので、市役所の分庁舎等ではなく商業や病院といったカロリーが出る施設が必要になってきますが、安易に民間との競合が予想される業種は、かえって周辺のまちづくりの崩壊ももたらしますので本当に難しいところだと思います。ましてや、この春日井駅の乗降客は小牧の桃花台団地の住民が多いとも言われていますし、単純にアンケートをすると自分が利用しなくも「誰々のためにあった方が良いのでは」という意識から、実際作ると閑古鳥が鳴くケースも良く聞く話です。本当に市民にとって有益な施設は何か・・・私は、新聞にも書かれているように、何ができるという結果より、一部の権利者(関係者)だけの密室の議論にならないようなオープンな議論がされる事が肝心だと思います。市もこういった指摘に感情的にならずに真摯に反省することが大切かもしれません。