かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

うなぎのシラス(稚魚)が捕れない

”シラス(稚魚)うなぎ大不漁”というニュースは、最近テレビや新聞で報道されているので、ご存知かと思いますが、毎月少しずつ値上がりを続け、今や昨年のほぼ倍の値段まで高騰し、当店でも、今まで我慢してきましたが、4月から値上げをせざるを得ない状況になってきました。 

値上げするにしても、今後どこまで上がるか気になるところですので、今朝、問屋に聞いてみましたが、一昨年、30~40万円/キロだったシラスが、昨年の正月辺りで100万円を超え、今年の正月で200万円、今日の相場は300万円まで来ているそうです。このシラスは、ひと池に20~30キロ入れますので、大きな池では、ほぼ一億円。途中死んだものを間引いていきますので、養鰻業者にとっては、まさにギャンブル。ついに事業規模の割と小さい三河一色は今月の池入れを断念し、250万円に下がるまで待つそうです。しかし、今や出荷量NO、1の鹿児島は、事業規模が大きいので、それでも生産を続けていますし、土用丑の日を目指してシラスを入れているようなので、後一割程度値上がりした後は、少し下がるのではという予想なんですが、300万円のシラスが成魚になって出回るといくらになるのか想像もつきません。これは、今まで中国や台湾産が多かったので、価格も安定していましたが、最近は中国でも消費が始まり、日本への出荷量が減っている事も影響しているそうです。びっくりしますが、今や中国産の活けうなぎの方が国産より高いという不可思議な現象が起きています。

最近は値上げはもちろんですが、、メニューからうなぎを外したり、うなぎ専門店では廃業する店もでるなど、問屋からの出荷量は激減しているようですが、まだまだ、生態が解明されておらず完全養殖も難しい事を考えると、近い将来、日本の食卓や飲食店からうなぎが消えるなんてこともあるかもしれませんね。困った!!