かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

夏祭りと弘法市

この時期、市内各所で夏祭りが開催されます。商店街が主催するのを始め、町内会や区が主催する盆踊り大会、大手SCが客寄せに行うものや、最近はパナソニックエコシステム等の企業が行うものを一般市民に開放するお祭り等様々ですが、変わったところでは西山の自衛隊が行う夏祭りも市民に解放されています。夏の風物詩として、どの会場も人が溢れているようですが、昼のお祭りとは違った雰囲気が楽しめ人気も上々といったところでしょうか。

さて、区や町内会は別として、殆どの夏祭りは主催者が、少ない売り上げを睨みながら費用を負担して行きます。商店街の夏祭りも昔はほとんどの商店街が実施していましたが、この費用負担が出来なかったり、スタッフが集まらないため断念せざるをえないところがほとんどで、今年鳥居松が6年ぶりに復活しましたが、半分以下の6商店街にとどまりました。商店街が夏祭りを行う大きな理由は、「普段のお客様に感謝するため」というもの。従って、当日は店を閉めても祭りの準備に奔走する店主に「内のお父ちゃんはお祭り好きで・・・」とおかみさん連中から呆れられても、それなりの理由がつき楽しかった思い出があります。

・・というか、ほとんどの商店街は今でもこのパターン。翻って弘法市を考えると、始めた時点から主旨目的が明確に違い、地域の人たちの触れ合う場所を作り、商店街に集客することで活性化を目指す。言葉を変えればコミュニティーの核を目指しつつ、個々の商売が繁盛することです。同時に勝川地区のブランド力を高める事も目的の一つですが、こういった長期の戦略は良いのですが、これを戦術に落とし込んだ時に、今の弘法市の姿が良いのか、10年経って考えてみると疑問が湧いてきます。いつも言っていますが、一日も早く次のステージに上がらなければ・・過去の延長に未来はないのが、残念ながら勝川の商店街の現状です。