かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

地域と共に

勝川商店街 1983年11月の春日井経営塾の講師を頼まれてしまいました。これは市内企業の経営者が自社の経営観や人生観を語り次代の経営者を育てるという趣旨ですが、確かに112年の歴史はありますが、人様にうんちくを垂れる様なものは何もありませんので、勝川の街とともにここまでやって来れた感謝を込めて勝川の歴史と共にまとめてみようと思っています。

勝川の近代史は明治13年春日井郡が東西に分けられ東春日井郡が創設され、この郡役所が勝川に置かれた辺りから始まります。もっともこの頃の勝川は現在の勝川3、4町目付近で庄内川の渡しを控えて宿が多数あり、今でも住吉屋、大黒屋等苗字より屋号で呼び合うのを珠に聞くことが出来ます。弊店は明治33年の創業ですが、この住吉屋で働いていた曽祖父が、中央線の開業を受けて、駅前の土地を分けてもらいめしやを始めたのが始まりだそうです。もっとも当時の商売は殆どが兼業で、農作業の合間に商売をしていたそうです。


水徳之全景当時の店の様子を伝える絵です。これは柏井町在住のTさんが当時の様子を思い出しながら書かれ贈って頂いたようです。左側に井戸がありますが、駅前の高交差点にあるマンホールがその場所だと聞きました。また、後ろの山影は最初見たときには「この部分がさみしいので書き足したのでは」と思っていましたが、昔の人に聞くと、如意申、高山に向かってなだらかな丘陵地で森も多かったそうです。
当日は、こんな写真も見ていただきながら、過去を振り返り、その後区画整理や再開発事業で勝川の街が変わっていった話、更には、持続可能なまちづくりを商業から考えてみたいと思います。時間等、詳細が決まりましたら報告させていただきます。